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この国の本当の仕組みーーその1

susa

2018年3月
東京都目黒区で、まだ5歳の幼女(結愛ちゃん)が両親からの虐待を受けて死亡するという痛ましい事件がありました。
ご記憶の方も多いと思います。

ママ もうパパとママにいわれなくても しっかりとじぶんから きょうよりかもっと あしたはできるようにするから
もうおねがいゆるして ゆるしてください おねがいします
ほんとうにもうおなじことはしません ゆるして
きのうぜんぜんできなかったことこれまでまいにちやってきたことをなおす
これまでどんだけあほみたいにあそんだか あそぶってあほみたいだからやめる もうぜったいぜったいやらないからね ぜったいやくそくします
もう あしたはぜったいやるんだぞとおもって いっしょうけんめいやる やるぞ


という手紙が公開された、あの事件です。

この家族の構成は、父、母、娘、息子の4人家族で、両親は再婚。結愛ちゃんは母親の連れ子で、長男はこの両親の子供でした。父親が自分の血が繋がっていない結愛ちゃんを毛嫌いし、そのことに対して、母親は前の夫との間に出来た結愛ちゃんより、新しい家族の方を選んだーーという形でしょうか。

野生生物では、こういうことは珍しくもない現象です。
ライオンとかは、オスがハーレムをのっとると、以前のオスの子供を皆殺しにしてしまう、というようなことが当たり前に行われています。

さて。

この国の中で、この夫に相当するのが、「ネトウヨ(自民党を中心とする、「愛国」を叫ぶ勢力)」。
母親に相当するのが、「サヨク(特に、枝野幸男のようなスタンスの人々)」です。

そして、大多数の一般的な日本国民のポジションが、「結愛ちゃん」そのものです。

満足に食べ物を食べさせてもらえなかった結愛ちゃんは、同じ年頃の平均体重(20キロ程度)を大きく下回る、12キロ程に痩せこけていました。

これは、度重なる増税などで疲弊した日本国民そのものです。

結愛ちゃん(東京目黒5歳幼女虐待死事件)
結愛ちゃん

人間という存在が作る関係は、「家族」であっても「国家」であっても、基本構造は変わるところはありません。
家族よりは国家のほうが、関わる人間の数が圧倒的に膨大なので、もちろん複雑になるのはその通りですが、そこに絡んでくる「心」の問題は、何も変わるところがありません。

この事件の「夫」は、暴力を振るう自分におかしなところがあるなどとは、微塵も思っていなかったに違いありません。悪いのは全て結愛ちゃんで、あくまでも自分は、「躾をしている」という認識だったのでしょう。

この夫は、20018年の1月頃から、「躾」をエスカレートさせていったようで、結愛ちゃんに対して「ダイエット」を強要するようになり、食事を1日に1食に制限するようになりました。
(「財政均衡」を口実に、政府支出を絞り、増税ばかりを繰り返す日本政府とそっくりですね。)


事件の後、私達は「どうすれば結愛ちゃんを救えたのだろうか?」という言葉を幾度となく耳にしました。
でも、おそらくその言葉は、その時限りの、自分自身を善人に見せるための「ポーズ」に過ぎないのでしょう。
世の中には、同じような構図が幾らでも転がっているというのに、具体的な解答を示している事例はほとんど皆無に等しいという有様です。
(法律を少し厳しくしてオシマイ、みたいな感じです)

「(虐待を受けている立場の)日本人」に対峙する時の「(虐待を放置している立場の)日本人」の言説はもっとひどくて、「財政健全化が何よりも大切だ」などというようなことを、相変わらず真顔で口にします。
つまり、この事件の母親と同じように、「(結愛ちゃんの)ダイエットは当然」と容認しているという事です。
心の何処かで(それはおかしい)と思っていても、現在の自分の立場を手放すことが恐ろしいので、「そういうことにしてしまう」のです。

そして、虐待を受けている立場に相当する人々も、すっかり諦めてしまって、結愛ちゃんとおなじように、「自分たちがもっと頑張ればよくなる(もう頑張れないけど)、という風に、自分の心に蓋をしてしまっているのです。

そして。結愛ちゃんが体力がつきて餓死してしまったのと同じように、精魂尽き果てた時に、自殺したり、病気で力尽きたり、あるいは、精神が壊れてしまったりするのです。

でも。
犠牲者が犠牲を受け入れている間は、その家族は一応、安定はしています。
犠牲者が犠牲を受け入れている間は、その国は一応、安定はしています。

ただ。
お分かりのように、この関係は、犠牲者が犠牲を受け入れられなくなった時に、根底から崩れ去ってしまいます。

でも、この国の人々は、「消費税を引き上げれば社会は安定するんだ!!」と、まったく逆の考えに取り憑かれ、弱者を更に虐げるような事をやるのです。



ということで。
明日からは、消費税が10%に引き上げられます。
それから、先の選挙で、「消費税廃止」を正面切って主張した政党が、れいわ新選組だけだったという事を、覚えておいてください。

それから。
もし、結愛ちゃんの側に山本太郎みたいな人がいたら、結愛ちゃんは助かったか? それとも、やっぱり助けられなかったか?
というような事を、少しでいいから、考えてみてください。

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Posted bysusa

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