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いきもの憑りのお話ーー82(続✕7・名前の秘密「モカ(三十or310)」)

susa

いきもの憑りのお話ーー82(続✕7・名前の秘密「モカ(三十or310)」)

 生まれたばかりの仔犬の頃、散々トンビに狙われていたモカ。
「霊現象」が始まったばかりの頃、トンビに襲われまくった私。

 自分というモノが特になく、状況にただ流されて生きていたモカ。
 自分というモノが無くなってしまって、ひたすら状況に流され続けた私。

 怪しい人が家に近づいても、何をされても、鳴き声一つ上げないへんなモカ。
 同じく、もう、何をされても「どうでもいいや」と投げやりになってしまった私。

 モグラだかジネズミだかヒミズだか、とにかく地中の生き物を探し出して捕まえるのが特技のモカ。
 火水だか日月だか一二三だか、とにかく字中の怪しい物を探し出して捕まえるのが特技の私。

 他人の迷惑を考えず、突然思った方向に突っ走るモカ。
 他人の迷惑を考えず、突然思った方向に突っ走る私。

 犬と飼い主は似ると言うけれど、もはや、「そういう次元じゃないぞ」って思う。
 その後、2017年、2018年、2019年と、春が来る度にモカは目に見えて老け込んでしまう。
 2018年の上半期に白内障で左目が、年末頃までには右目も同じく白内障で、ほとんど目が見えなくなり、体長の悪化から鼻も日常的にぐずついている状態で、匂いもよくわからない状態に陥ってしまう。
 痴呆も進み足腰はすっかり衰え、今では部屋の中に居ながらにして、迷子になる始末。

 そしてやっぱり私の方も、アマテラスとかツクヨミとか、スサノオみたいな成分が、抜けてゆく。


 三十は、キッド(子供)とも読める。
 俺も、「神の子」みたいな事をやらされていた。

 まぁ、そんな感じ。

 すっかり衰えてしまったモカは、それでも、毎日毎日、「外へ出たい」と鳴き声を上げる。
 仕方がないから、連れてゆく。
 でも、外へ出ても、同じところを行ったり来たりするだけ。
 しかも、どういうわけか交通量の多い道の真ん中をウロウロと歩きたがる。
 危ないから、引っ張るか、抱えるかして、そこを離れる。


 他人の目からみた私が、どんな風に見えるかは知らない。

つづく

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Posted bysusa

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