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いきもの憑りのお話ーー55

susa

いきもの憑りのお話ーー55

   大凶
大凶
 話のネタとしては存在するが、実際にクジの中には入れられていないとされている、おみくじの中で一番悪いクジ。だが、それゆえに逆に、「最高の運勢」と前向きに考える解釈も存在する。とはいえ、実際にくじを引いて、「大凶」とかかかれていたら、目の前が真っ暗になるに違いない。

 この記事は、いきもの憑りのお話ーー54》の続きです

 この事は、話すのが気乗りしないのですが、話しをしておかなければならないと、事情が見えにくくなるので、話しておきます。

 父が死んで、我が家の構成員は、私と母と弟の三人になりました。
 それと、ワンコが2匹。
 不幸の元凶である父が居なくなったのだから、状況は劇的に改善されたはず――と、思いますか?

 実は、あまり変わっていません。

 何故だと思います?

 家の雑用が、全部私のところに回ってくる構図なので、もともと、私と父は殆ど接触を持っていませんでした。父が居ようが居まいが、そういう意味では、あまり関係無いのです。
 関係のあるのは、私のところに雑用が全部回ってくる、という事の方。

 この話は、ある意味で、これまで話してきたことの、最重要点になります。
 神とか霊とか世界の謎とかいった要素も含めた上での「最重要」です。
 まぁ、あくまでも、「何処に主眼を置くか」にも変わってくるのですが。

 重要なこと。
 それは、人間の幸福の大半は、「どんな相手と暮らしているか」で決まる、ということ。
「本人の努力」では、どうにもならないところで、人の「幸・不幸」の大半は決定してしまうのです。

 例えば、赤ん坊や幼児。
 赤ん坊や幼児の幸不幸の大半は、どんな両親の元に産まれてくるか、どんな兄弟、あるいは祖父母が周りに居るか、といった要素で決まります。
 小学生、中学生だと、そこに友人関係が加わります。
 やがて「勉強」という要素も関わってくるのですが、これも結局は、「どんな職業につけるか」を決定する材料に過ぎず、職場で幸不幸を左右する最大の要素もまた、「人間関係」になります。
 社会という大きな器を考えても、その住み心地を決定するのは、「政治家」や「役人」の人柄というか、資質や能力です。
 今の日本がなぜ、こんなに不幸で溢れかえっているのかというと、「政治家」や「役人」が「国民の幸福に無関心」だからです。政治家や役人の考える事は、基本的に「お金のこと」です。

 だから、「税を上げる」ばかりが最重要問題になり、「税金をどのように使うか」に関しては、殆ど語られないのです。
 このことが、日本をして世界でも異常に高い「自殺率」や異様に低い「出産率」といった不名誉を引き起こす原因となっています。
 老人世代も若者に対して関心が殆どありません。
 だから、自分達が富の多くを独占して、若者達には負担だけを押し付けます。

 こんな状況を、「跳ね返せる若者」っていうのは、特殊な才能を持った一握りの人間だけです。
 例えば、将棋の「藤井聡太棋士」には、老人達が富の独占をしていても、全く関係無いでしょう。
 ですが、そういうのは例外で、全員が「特殊な才能」を持っている訳ではありません。
 殆どの人は、本人の努力の如何ではなく、「周囲の人の質」によって、幸不幸が決まって行くのです。

 そして、私の場合は、父が居なくなっても、「幸福」と思えるような状況にはなれなかったのです。

 不満の最大の要因は、当時、弟が「フリーライダー」を決め込んだことです。
 家の事は、一切行わない。
 お金も入れない。
 だけど、恩恵は最大限に得ようとする。
 母曰く、「弟は事業をやっているから」というのですが、「仕事があると、ただ乗りが許される」のですか? 家にお金を入れず、家の事も一切やらないで、大きな顔をしていて良いのですか?

 私にとって、弟は、単純に『邪魔な存在』でしかありませんでした。

 この「弟問題」は、「移民問題」に似ています。

 おそらく、「外国人」が日本にやって来て、日本人に同化して生きてゆく、ということに対して不満を持っている人は、余り多くはないと思います。
 移民を不快に感じる最大の要因は、彼等が今ある日本の文化を脅かすことや、これまで構築してきた社会システムに対して「ただ乗り」するからです。
 例えば、年金や健康保険を負担してこなかった人が、日本に突然やって来て、それを請求する。
 自分達も政治に参加させろと言って、日本人にとって不快な制度を作ろうとする。

 それが嫌なわけでしょ?

 私の場合は、それに似た状況が、父の死後、表面化してしまっていたわけです。
 さらにいうと、もし弟が居なければ、私としては「結婚」のハードルがかなり下がります。

「長男なんだから」という理由で、家の事はアレコレ押し付けられて、だけど、実体は便利屋。
 その一方で、「弟」はただ乗りが認められる。

 これって何?
「長男」というのは、「奴隷」の別称?

「周囲」にとって、他人を便利に使えれば「楽」だけど、それをやられる方としては溜まったものではないですよね?

 更に言うと、家の中に、私と弟だけだというのなら、この関係は成立しないのです。
 仲が悪いので、完全に「分断」されて、「自分の事は自分でする」になるでしょうから。
 ところが、此処に母が加わって、対立が起こる度に弟の側につくのです。
 公正だとか、公平だとか、道徳だとか、そういう話しは関係ありません。

「弟は、口が上手くてアレコレとめんどくさい」という、ただそれだけの理由です。
 弟と私とでは、私の方が「物わかりが良い」「扱いやすい」という、ただそれだけの理由で、こういう状況に追い込まれるのです。

 ですから、年に一度か二度の割合で、大喧嘩をしていました。
 全然、「良い家族」ではないですね。
 そうすると、母はふて腐れて、まるで、「全部私が悪かった」みたいな演出をするのです。
 だから、何度喧嘩をしても、何の解決にも至らないのです。

 そして、ここ数年は、もう全く喧嘩はしていません。
 それは、「問題が解決したから」ではなくて、私が「精根尽きたから」です。

「もう、どうでもいいや」って、私が投げ出した結果です。


 この部分に関しては、神とか霊とか、関係ないのです。
 不幸を作り出しているのは、「人間」なのです。
 ですから、神とか霊とかの力が関与しても、「人間」が変わらなければ、やっぱり、状況は変わらないでしょう。

「幸福」ってのは、「自分の周りにどんな人が居るか」が決定するところが大きくて、しかも、「家族」を選ぶことは出来ないのです。
 家族がそこに無頓着だと、一人で頑張って自分の意見を主張しても、どうにもならない部分が多々あるのです。

 お前は、何かしたのか?
 って?

 私も、家の環境が嫌で二度程、家から逃げようとしたでしょ?
 事ある毎に、「こんな状況は嫌だ」「辞めてくれ」って叫んでいたでしょ?
 しかも、学生時代に父の酒乱が始まって、受験勉強とかもろくに出来ない状態になってた。

 それで、いったい、どうしろと?

 母は「安倍晋三」が大嫌いで、事ある毎に「安倍はバカだ。庶民の事なんて考えてない」みたいな事を言っていたのですが――安倍がバカなのは、紛れもなく事実なのですが――でも、私から見ると、安部のやっていることと、母のやっていることには、非常に似通っているのです。ですから、母が「安倍はバカだ」というのは、ブラックジョークにしか聞こえないのです。安倍がバカだと判っているなら、あなたもバカなことは辞めてくれって思うのです。
 それで、「でも、母さんのやってる事って、安倍にそっくりじゃん」と言うようにしていたら、母はその内、「安倍はバカだ」を口にしなくなりました。

 弟は弟で、ある時期から青山繁晴に感化されたらしく、ひたすら「青山繁晴の動画」ばかり視る時期が続いていました。私が「チャンネル桜」や「青山繁晴」を嫌悪するようになった後、入れ変わるように弟がそれに嵌ったのです。ですから、余計に「嫌な部分」が目に付いてしまいます。
 そして、私は弟に対しても、「愛国心とかが大切に思うのなら、《家》の事も考えろよ。お前を育ててくれた家だろ。なんで、お前はタダ乗りしてるんだよ。この家は、お前のせいで滅ぶんだよ」って思ったりしてました。

 ですから、私は自分の置かれた環境を、ずっと長いこと、「何なんだろう、この皮肉」「我が家は、日本の縮図そのものだよなぁ」とか思っていました。
 そして、私は諦めました。

 日月神示と関わって、神事、霊事が始まって、その内に、父が酒浸りになったのって、「そういう力が働いた結果だよなぁ……」と思うようになって、同じ事を母や弟に対しても思うようになりました。

 何を言っても、無駄なんだよなぁ。
「俺に《不幸》を感じさせる要素のひとつなんだろうなぁ……」
 みたいな感じです。

 もし、読んでいて、気分が悪くなったのでしたら、ご免なさい。
 流石に、「正月」の間に書くような話しでは無いな、と思ったのですが、何処かのタイミングで語っておかないと、「伝えたい事が伝わらない」とも思っていたので、最小限だけど、このタイミングで書いておきます。


つづく

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Posted bysusa

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