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創作童話『ウンコ臭い国債の話し』

susa

うんこ臭い国債のはなし
 
ベース0
 
うんこ臭い国債の話しをするよ。
 
あるところに、天の神様と、地上に暮らす人々が居たんだ。
神様は、人々の暮らしを豊かにしてあげようと考えて、お金を与えたよ。
まぁ、1200兆円という事にしておこう。
ついでに、この事を「国債発行」と呼んでおこう。
まぁ、深い意味なんて無いんだけれどね。
 
人々は、そのお金で取引をして、色々なものを作ったり、欲しいモノを買ったり、勉強したり、遊んだりしたんだ。
人々の間で、お金がいったり来たりしている内に、みんなが豊かになっていったよ。
 
ところが。
ある時、誰かがこんな事を言い出したんだ。
「このお金、神様に返さなきゃダメなんじゃないの? だって、これって借り物だよ。借金だよ。ってことは、これを返したら、僕たちはきっと、もっと豊かになれるはずだよ」
 
その話を聴いたみんなは、なんだか、そんな気分になってきました。
それで、みんなで必死にお金を集めて、とりあえず返せるだけのお金を神様に返済しました。
 
そうしたら、何故だかみんな、急激に貧乏になりました。
とにかく、お金がないのです。
何かを作りたくても、資金が足りません。
オマケに、作っても全然売れません。
儲けが出ないとか、赤字とかいう水準まで値下げして、なんとか売れる、といった感じです。
買い物をする側に回っても、余裕がないので、欲しいモノを我慢するしかありません。
勉強も、遊びも、お金がないので出来ません。
 
なんで、こんな事になったんだろう?
借りていたものを返したから、もっと豊かになれなきゃおかしいのに。
みんな、途方に暮れました。
 
それで、もう一度豊かになりたくて、必死にお金を掻き集めて、神様にお金を返却しました。
 
 
そうしたら、絶望的に、生活が苦しくなりました。
みんな、途方に暮れました。
 
こんなの嘘だ。
理解出来ない。
どうして? 僕たち、何か悪い事でもしたの?
何がいけなかったの? 誰か教えて?
 
 
すると、神様は言いました。
別に、これって、返さなくても良いんだよ。
そして、前よりも沢山お金をくれました。
 
そうしたら、何故かみんな、前よりも豊かになりました。
 
人々には、その理由が理解出来ません。
 
理解は出来ないけれど、豊かだし、別に困った事は起きていません。
 
誰かが、神さまに尋ねました。
 
「どうして、こんなことになったのですか?」
 
神さまはいいました。
 
「身体を成長させたり、太りたかったら、沢山食べるでしょ?」
 
はい。その通りです。
 
「痩せたかったら、食べる量を減らすでしょ?」
「全く食べないでいたら、成長は止まるでしょ?」
はい。その通りです。
 
「なら、自分のお肉を切ったら、どうなると思う?」
 
痛いです。場合によっては、死んでしまいます。
 
「そう。肉を切った分、体重は減るけど、痛くて苦しい。場合によっては死んでしまう。お前達は、まさに、それをやってしまったの」
 
そして、神さまは、意地悪そうに笑った。

おわり

このお話しとほぼ同じ趣旨の事を、こちら(↓)の動画が語ってくれています。



ついでに、こんなものもあります。


「ゆっくり」音声での読み上げ付きなので、文字を読むのが面倒だ、という方はどうぞ。

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Posted bysusa

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