FC2ブログ

いきもの憑りのお話ーー51

susa

いきもの憑りのお話ーー51

ハッキング ハッキング OSやインターネット・ブラウザ、特定のソフトウェアのバグや意図的に用意された抜け穴を利用して、他者が管理するコンピュータを自分のいのままに操る技術の総称。インターネットの本格的な普及は、20世紀の終盤からであったが、当時から「ハッキング騒動」は多発していた。その手口は、年を追うごとに巧妙化しており、コンピュータの中のデータを消去してしまうような悪質ないたずら(イタズラの範疇を超えているが)、政府機関のHPの改ざんといったものや、サーバーから重要なデータを盗み出すもの、はては「犯罪予告」めいたものを他者のコンピュータから発信させて社会不安を引き起こすといった、様々なものがすでに登場している。昨今では、あまり表立った騒動は起こされていないが、それは「事件が起こっていない」というわけではなく、もはや日常的になってしまって、よほど特徴のある事件でない限り、取り上げるほどのことではない、というのが実態ではないかと思われる。なお、恋愛も一種のハッキングだと、ブログ主は考える。


 この記事は、いきもの憑りのお話ーー50》の続きです

 心にぐるっと張り巡らせたバリケード。非常線。

「お月様」の場合、「この人が独身であるということは絶対にあり得ない」という思い込みのせいで、これが全く機能せず、気がついたら内側に入り込んでしまってたわけですが。
「太陽さん」の場合、「あんた、結婚して子供もいるじゃん」「この人は、離婚なんてしないだろう」という思い込みのお陰で、やっぱり全く機能しなかったわけです。

 インターネット関連の技術的な問題で、しばしば話題に上がる「セキュリティー・ホール」ってヤツですね。

 ネットの場合は、ハッキングされて顧客データを根こそぎ奪い取られたり、超極秘の技術情報を盗まれてビジネスにおける優位性を維持出来なくなったりといった問題が、時々話題になったわけですが。
 私のセキュリティー・ホールの場合は、愛のキューピッドの如く、赤い糸でとか天使の矢とか、焼け木履とか、そういう世界なわけなのでした。
 まぁ、恋に落ちる事自体は、とても素晴らしい事なんですけれど。

「状況的に無理だから」という事で張り巡らせたバリケードなので。
 恋愛感情に振り回されると、ただ苦しくなるだけなのです。

 この時も父は、酒を飲んで暴れていましたから。
 何がしたかったのか判りませんが、突然、棒ッきれをもってガラスをぶち破り、私のところに襲撃に来たこともありましたし。

 世相的には、
「これからは中国の時代だ」とか言って、猫も杓子も「中国」「中国」の大合唱でした。
 そして、その一方では、「日本の科学技術は、中国の30年は先を行ってる」とか「中国の兵器はポンコツだから、戦争になっても3日もあれば自衛隊が勝利する」とか、寝言を宣う輩がまだ沢山いた時代でした。
「核持ってる相手に、なに言ってンだか」とか、「製造業ってのは、失敗しながらちょっとずつ上手くなんだよ」とか、「経済力がついたら、兵器だって新しくスンだろ、バカ」とか思ってましたが、いま、まさにその通りになりました。
 世の中は、「自分の利益」の事だけしか考えていない人が圧倒的に多いのですが、どういう訳か当の本人達は「自分は利己主義だ」という自覚を持っていない事例が殆どで、そういう人に限って「愛国心」とか「平等・博愛」みたいな事を主張する傾向が強いように思われます。

 時代的には、小泉政権以後の不安定期で、総理の首が1年ごとにすげ替えられるという、自民党政権の終末期に差し掛かっていました。

 政治家がやることは国民に負担を押し付けることばかりですが、社会も「若年層は高齢者をもっと支えるべきだ」というような風潮がとても強く、ハッキリ言って、私は政治に対しても、上の世代に対しても、嫌悪感を抱いていました。

 あれから随分とたったので、今は、なにがあのような状況を生み出していたのか、何となく判ります。

「全体をきちんと見渡せている人が、いない」のです。
 政治家も、人生経験が長い人も。社会全体を正しく把握出来ていないのです。
 だから、何をしたら何が起こるか、理解出来ない。理解出来ないので、自分の欲求に引きずられて行動する。

 何でそんな事になってしまったかというと、情報源が「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」といった媒体だからでしょう。インターネットが正しいと言っているのではありません。
 インターネットも、やっぱりろくでもないのです。
 それら情報には、「バイアス」が掛かっています。
「バイアス」が掛かった情報を根拠に世界観が構築されているので、その人は、自覚の無いまま「バイアス」によって支配されてしまうのです。

「テレビは洗脳装置」というのは、そういう意味なのですが、当人は無自覚なので、「私は大丈夫」だとのんきに構えていられるのです。

 まぁ、あの当時の時代背景、私を取り巻く環境は、だいたいそういう感じでした。


「太陽さんは、いま、一人なのか……」
 そういう事実を突き付けられて、考え込むわけですが、この点に関して、導き出される結論は一つしかないわけです。
「彼女の横にいるのが、俺じゃいけないって言う理由は、何処にもない、はずだよなぁ……」


つづく

スポンサーリンク

Posted bysusa

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply