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神憑りのお話ーー58

susa

神憑りのお話ーー58

真珠湾攻撃
真珠湾攻撃 1941年12月8日に、日本軍がハワイの真珠湾に停泊している艦隊を壊滅し、米国から継戦能力をそ ぎ落として早期講和締結を目指した作戦。作戦そのものは、戦史に刻まれるほどの大成功を収めたものの、戦略的には大失敗で、以後、日本は強大な工業生産力 を誇る国家との、総力戦を行わされることとなる。生産力に乏しく、石油資源、鉄資源等が絶対的に不足していた日本が、石油や鉄資源を湯水のごとく消費する 戦争というパワーゲームで勝利できるはずもなく、序盤の優勢を維持できなくなった時点で、日本側の敗北は、ほぼ自動的に決定した。「後世の人間に、偉そう なことを言う資格はない。当時の人は、当時の状況に対して最善を尽くしていたんだ」という意見は、確かに存在する。だが、一国の命運を「一発殴ってみよ う」に託してしまうのは、やはり、どう考えても異常としか言いようがないのである。命まで取らない個人の喧嘩ならそれでも良いが、戦争における敗北は、当たり前のように滅亡に直結するからである。

吹き飛ぶ軍艦(B)
超大型巨人の出現によって宙に舞い上げられたマーレ海軍の軍艦と、それを見つめる面々 この戦いで、マーレの保有する軍用艦隊の多くが喪 失、ないしは深刻な損傷を負った。どう考えても、これは真珠湾攻撃の再現である。このことに気がついた時、アメリカ人の読者は、何を思い、何を考えるのだろう? あるいは、日本人読者は? 他の地域の人々は?

 国民から記憶を奪い、100年以上も世界の流れと、全く異なる独自の道を歩んできたパラディ島。
 それは、紛れもなく、「鎖国をしていた日本」をモチーフにしているものと思われます。
 巨人との間に契約を交わしたということになっていますが、「不戦の契」とは、「鎖国」と同義だと思って良いのだと思います。
 そして、内戦状態を経て、パラディ島ではヒストリア王朝ともいうべき新政権が。日本においては明治政府が樹立されます。
 幕末期、天皇家周辺でこれに類する事件があったという噂もあるのですが、詳しく掘り下げないことにします。

 そして、日本は、日清戦争、日露戦争へと突き進みます。

 おそらく、鎧、超大型、獣、車力の4巨人と調査兵団が激突し、エルヴィン隊長を筆頭に、調査兵団のほとんどの隊員が死亡した、あの戦いがこれに相当することになります。
 日露戦争において、日本は首の皮一枚でなんとか勝利し、樺太やロシアが所有していた鉄道を手に入れました。
 調査兵団も、この戦いで超大型巨人を手に入れ、その後に鉄道等を手に入れています。

 ということは、マーレが幾つかの国家連合を相手に戦った、第二部冒頭からはじまる戦争は、第一次世界大戦相当のものだとみなして良いのでしょう。飛行機が描かれておらず、装甲列車が登場するなど、兵器の進歩具合が、ちょうど同じぐらいでした。
 そして、第一次世界大戦には日本はほとんど参加していない点も策人史実でピッタリと符合しています。

 ということはーーエレンが単独で暴走し、結果的に戦縋の巨人を捕食した、最小限の犠牲で最大の戦果を上げ、しかし、政治的には「敵を作っただけだった」という、あのマーレにおける戦いは、「真珠湾攻撃」だったということになります。

 真珠湾攻撃以後、米国は「リメンバーパールハーバー」を合言葉に、連合国軍として参戦。枢軸国との全面戦争に突入しました。

 ということはーー

 パラディ島は、今からしばらくの機関が絶頂期で、後はひたすら、惨めな敗北を繰り返すだけ、という鬱展開が待っているのかも知れません。
 パラディ島の主戦力は「歩兵」ですが、実際には空を飛べる装置を保有していますので、小型航空機のような要素も持っています。そんな、立体機動とブレード、あるいは小火器を組み合わせた戦術が通用しなくなりしたばあい、彼等は爆弾を身体に巻きつけて、自爆攻撃などを行うのかも知れません。実際、追い詰められた日本軍は、最終的に「神風特攻」という戦術に行き着きました。
 パラディ島の兵士たちがそのような状況に追い詰められるとしたらーーそれは、航空機と戦車という、空と陸の兵器の王者の登場をうけてのこととなるーー私は、そのように予測します。
 すでに、「飛行機」は資源を探すという名目のものが作品中に登場し、この世界でも開発されている事が明らかにされています。
 航空機があるということは、ガソリンを燃料とする内燃機関が完成していることを意味し、ならば、この技術によって地上で車輪やキャタピラ(無限軌道)を動かす動力に転用することも可能なはずです。

 ですから、過酷な訓練を経て兵士となったパラディ島の精鋭達は、自分達以上に自在に空を飛ぶ戦闘機、および、巨人すら駆逐したはずの自分達を全く寄せ付けない、鋼鉄の装甲と銃火器を装備した、地上を疾走する異形の存在=戦車と対峙し、ほぼ一方的に敗れ去ってゆくーーそんな展開が、この先に待っているのかも知れません。

 そして、そんな戦況をなんとか覆そうとしたら、やはり、「自爆攻撃」を思いついてしまうのではないか? そんな封に考えます。

 たしかに、パラディ島にも「雷槍」という破壊力の大きな携行兵器があります。
 が。
 この兵器は射程が短く、金属を貫通する力があるようにも思えません。空を飛ぶ航空機に当てるのは不可能に近く、装甲の厚い戦車にたいして有効打を与えうるかどうかも疑問です。
 立体機動で武装したパラディ島での戦闘を前提にした戦車であれば、前後左右と上方の装甲は、とにかく厚く取るでしょう。
 真下からの攻撃は、雷槍には不可能です。
 ですから、「自爆攻撃」にたどり着いてしまうような気がします。

 そして、極めつけは、「ガス攻撃」です。
 パラディ島の住民の殆どはエルディア人なので、巨人の脊髄液を吸引すると、「巨人化」してしまうことになります。
 ということは、ガス兵器として広域に散布されてしまった場合、吸い込んだ仲間が巨人と化すーーという、悪夢の戦術すら考えられます。
 エレン、および、ジークがパラディ島側にいるため、マーレ側には巨人をコントロールする術はありませんが、、マーレ側は巨人を兵器として戦術に組み込むノウハウは掃いて捨てるほど保有しているわけで、始祖巨人=エレンが付近にいないことを確認した戦場においては、「巨人化ガス」による無差別攻撃もあり得ると思われます。

 パラディ島に救いがあるとすれば、海で囲まれているこの土地に持ち込める航空機や戦車の数は、それほど多いわけではない、ということです。
 日本の第二次世界大戦は、主な部隊が中国、及び太平洋の大小様々な島、そして、海であり、「本土決戦」はなかったわけですが、進撃の巨人の世界では、パラディ島側に外遠をする能力が無いので、防衛を前提とした「いきなり本土決戦」という、とんでもない戦いになりそうな予感です。
 旧日本軍は、本土決戦において、竹槍や弓矢を使用して米歩兵と対決する戦術を考案していましたが、もしかしたら、「それ」に類する場面が描かれるのかも知れません。

 まだ、書ききっていないので、次回もこのネタが続きます。

 つづく

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Posted bysusa

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