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神憑りのお話ーー56

susa

神憑りのお話ーー56

女型の巨人(コスプレ)
進撃の巨人 より 女型の巨人のコスプレイヤー 『進撃の巨人』は、人間のみを喰らう「巨人」が跋扈する世界を部隊にした物語で、第一話から主人公の母親が巨人に喰われるという「理不尽」から始まり、その後も理不尽が連鎖してゆく、《理不尽の、理不尽による、理不尽の為の》ような作品。その後も巨人による容赦のない摂食により、犠牲者の山が築かれていった。その有無を言わさぬ圧倒的暴力は、読者の度肝を抜いて、その心をわしづかみにした。当初は、「巨人」という謎の存在と、人類との二つの相容れぬ種族の、生き残りを掛けた戦いの物語だと思われていたが、突如そこに、「貴族」対「庶民」、「」民族」「他民族」という別のベクトル軸が介入し、物語は更に身も蓋もない、力こそが正義という絵に書いたような「理不尽」、という、極めて解りやすい世界の中を漂流してゆく。画像は、女型の巨人が、作品中で調査兵団の隊員を弄んで殺したシーンを再現したもの。この女型の巨人の主演で行なわれた容赦のない殺戮劇場は、作品中でもそうとうえげつないものであったが、この女型の巨人の正体が明かされた時、読者のよく知っている人物だったため、多くの読者は衝撃を受けることになった。当時、読者に与えられていた情報では、納得できる答えなど導き出せるわけがなく、「なんで?」という、憤りでいっぱいになった。

 この記事は、「道」みたいなもので、そのへんの記事と繋がっているらしいです。

 日月神示では「二」のことを「り」「ふ」「し」「に」「た」「つ」などと読みますので、「二二二」と書いて「理不尽」や「祟り」と読みます。
「二二二」の上(神)が、「二二三(富士山)」です。

 ようするに。
「でっかい奴」=「理不尽」
 みたいな意味に解釈しておけば、だいたいあってるんじゃないかと思います。

 私が、先日取り上げたマブラヴオルタネイティブという作品が存在することを知ったきっかけは、「進撃の巨人」のあとがきかどこかで、作者さんが「マブラヴをパクった」みたいな事を告白しているのを読んだことがきっかけでした。

 マブラヴって、なに?
 どのへんが、似てるの?

 当然興味をそそられて、ネットで色々と情報を調べたわけです。
 判ってびっくり。なんじゃこりゃ。

 進撃の巨人は、当初は自分とそんなに似ていないと思っていましたが、マブラブの方は重なるキーワードがビシバシ飛び交ってて、本気で頭を抱えました。
 まぁ、マブラヴについては、先日記事にしたので、横へおいておきましょう。

 理不尽というのは「謎」「不思議」を意味する言葉です。
(不思議は数字では223もしくは243書きます。223……。「富士山」やないか!!
 答えを導く数式を見つけ出してしまったら、理不尽は理不尽で無くなります。

 あぁ、そうだったのか!!
 と納得さえ出来てしまえば、理不尽は理不尽ではなくなります。
 相手の要求の正当性理解できてしまったら、祟りは祟りでは無くなります。

 もちろん、導き出された答えが、自分の都合と相容れるか入れないかは、また別の問題。別ベクトルの話になるのですが。
(例;Q:なんで太るのだろう→A:たくさん食べるから→理由は判ったけど、美味しいものをたくさん食べたいという自分の欲求には反している)

 ということで。
 突然ですが、進撃の巨人の今後の展開予想です。
 読みたくない方はすっ飛ばしてください。
 女型の巨人は、おそらく、女王ヒストリアによって継承されるのだと思います。
 同じく、獣の巨人は、ファルコによって継承されるのだと思います。
 順番としては、ファルコが獣の継承が先で、そうすると、「王家の血を引く巨人」が存在しなくなるので、ヒストリアが女型を継承するのです。
 あの硬い水晶体は、すでに壊すことが可能になっていますから、継承に使えますし、放置しておいたら13年という寿命で中のアニが死んでしまい、そうなると、女型の巨人をタダで捨てることになります。

 そうすると、ファルコはジークの、ヒストリアはアニの記憶を継承することになります。
 ジークは、ファルコにとって「謎」である、この世界の真相に近い部分を山のように抱えた存在です。また、本来の獣の継承候補者であったファルコの兄であるコルトが、ジークからどんなことを打ち明けられていたのか、などについても「知る」ことになるでしょう。
 例えば、ジークはコルトの、「ファルコには巨人になってほしくない」という思い、等です。
 同じように、アニは104期生達の中で、非常に特異なポジションにあったばかりか、「壁」を破壊して、地獄をもたらした張本人の一人です。彼女が何を考えて、何を苦しみ、どんな未来を希望していたかを。ヒストリアが断片的にでも知ってしまえば、女王ヒストリアは、自ずと変質せずには居られないでしょう。
 そして、そうやって解消された「理不尽」もまた、新たな、もっとスケールの大きな理不尽に飲み込まれてゆくのでしょう。作品が続いてゆく限り。

「理不尽」や「祟り」は、それらが何故生じているかを明らかに出来れば、「理不尽」や「祟り」ではなくなる、と上に書きましたが、同時に、「真実なんてものは無いんだ」あるいは「真実は、そこに関わった人の数だけ存在する」というものでもあります。
 エレンも、ヒストリアも、アニも、ライナーも、同じ102期生
として同じ空間で同じ時を過ごして来ましたが、「真実」は、彼等一人、一人によって、微妙に、あるいは大きく異なっているのです。
 数年前から広まっている、マインドフルネスという概念も、根っこの部分ではこれと繋がっています。

 マインドルフネスでは、しばしば、
「自分の過去の定義付けを変える」
 という手法を使います。

 進撃の巨人で描かれている、「九つの巨人を継承することで、他の継承者の考えていたこと、経験したことと接し、結果として自分自身が変質する」というのは、まさにこれと同じものです。

 例えば、進撃の巨人の中に、このような場面がありました。
進撃の巨人・ガビの演説
ガビのご高説 エルディア人が、この世に存在することさえ許されないような汚れた民族であるかをとくとくと語るガビ。この「エルディア人」を「日本人」「アメリカ人」「韓国人」「中国人」「サヨク」「ネトウヨ」など、色々な言葉を当てはめてみると、結構、反省させられることが多いことに気づくのではないかと思う。

進撃の巨人「お母さんは誰も殺していない」
反論されるガビの図 ガビはただ、自分の真実を語っていただけかも知れないが、他人からしたら、それは「理不尽」以外の何者でもない。ガビが憎むべきは、100年以上前のエルディア人であり、現在生きているエルディア人は、歴史を消され、別の価値観を植え付けられた「別民族」である。そこに、「昔お前たちは〜」とか言われても、言われた方にとっては「理不尽」でしかない。
これは、かつて日本人がよく、「日本の侵略戦争云々」を言われて、心に抱いた感情と同じではないかと思う。だが同時に、日本はアメリカの対イラク戦争(2003〜)に対して国際社会において支持を表明したて、中東地域においてその後生じた「カオス」の一翼を担ったことは間違いない。そして、国民はその時の判断の総括もしないまま、有耶無耶にしてしまっている。実際問題、大量破壊兵器などなかったわけで、アメリカはイラクを濡れ衣で滅ぼし、中東地域に地獄をもたらしたわけである。そんなアメリカを支持し、今も「日米同盟強化」などと全く反省をしていない日本人が、イラクや中東の人々から、ある時報復を受けたとしてもーーそれは、決して理不尽ではなく、「因果応酬」ということになる。「日本は、太平洋戦争以後、一度も他国を侵略していない」なんていうのは、もはやウソ・偽りで、日本を憎悪している人は、すでに海外に多数いるのだということを、胸に刻んでおかなければならないと思う。「我々は世界で最も高潔な民族である」という思い上がりは、必ず山のような悲劇を招く。思い上がった者達が、周囲に対して「理不尽」を撒き散らすからである。それは、歴史によって証明された、「真理」である。

 ガビにとっては、エルディア人は許しがたい悪魔であり、存在そのものが、罪なのでしょう。
 ですが、カヤにはそんなガビの思考回路、なぜガビがそんな結論を導き出すのか、そこが全く理解できません。
 故に、ガビの主張は、カヤにとって「理不尽」です。


 しかし、ガビはカヤの立場を、逆に、カヤもガビが育ってきた環境を知ることで、互いに「相手の立場を理解」をすることでしょう。それによって、程度の差はありますが変質が起こります。
 場合によっては、「相手を殺してしまえ」かもしれませんし、「懺悔」かもしれません。あるいは「許し」かもしれません。いずれにせよ、止まっていたビリヤードの玉に、別の玉があたった時のように、弾かれて何処かに転がってゆくのです。あまりにもあたり方が弱ければ、ビクリともしませんが。

調査兵団のコスプレ(2人組)

ピクシス司令

調査兵団のコスプレ(多数)
コスプレ集。衣装さえ用意できれば、よほど体型に問題がない限り、ほぼすべての人が簡単に「兵士」に扮することができるため、進撃の巨人のコスプレは、老若男女を問わず、世界中で大人気である。

 中途半端で終わったので、次回も、「進撃の巨人」で話を続けます

 つづく



 マレーの持つ「科学技術力」を、再現できずとも理解はし、マレーの最大の軍事ユニットである九つの巨人を自らも保持するに至ったパラディ島勢力にとって、マレーは「手出しできない相手」では無くなりました。たとえ国力、総力戦で勝てなくとも、敗北までに、一撃、二撃を与えられる相手です。
 当然「報復」という発想が生まれます。
 また、ある程度の規模の組織では、このような状況下では必ず「先制攻撃」を提唱するものが現れます。
 核兵器も同じです。相手を先に滅ぼしてしまえば、問題は生じない。
 破壊力の大きな兵器を持つと、人間は必ず、そのような発想をします。
 もし、パラディ島勢力が「自国の安全保障」を担保したければ、現在の原子力潜水艦と同じように、「何処の誰が巨人の継承者か判らない」という状態で、マレー国内に潜伏しているだけで、抑止力としてかなりの意味を持つのです。
 ですが。
 エレンはマレーに対して攻撃を加えてしまいましたし、パラディ島も国家としてそれに協力してしまいました。
 
 こうなると、後に続くのは、「戦って、勝てばいい。俺達は間違っていない。正義には神が味方するはずだ。正義は必ず勝つんだ!!」というロジックだけです。

進撃の巨人・エレン「オマエと同じだよ」
エレン(左)とライナー(右) 自分のしでかした過去を後悔し、突発的に自殺衝動すら起こしたライナーと、ライナーの苦悩を理解した上で、「自分自身も同じ道を歩む事」を告げるエレン。


 ですが。
 世の中、一方的に勝ち続けられるほど甘くはないのです。
 そして、双方の力に極端な差がない場合、「戦い続けるよりは、相手の存在を受け入れたほうがマシ」というような所で、お互いの妥協点が見出されます。
 そうでない場合は、「皆殺し」という道を突き進むことになります。

 戦国時代以前には、日本でも、戦いに敗れた者が「一族郎党皆殺し」になる、というのは珍しい話ではなりませんでした。

進撃の巨人「クソ野郎の顔(リヴァイ)」
エレンに対して失望の言葉を投げかけるリヴァイ リヴァイの言葉の中にある「地下街で腐るほど見てきたクソ野郎」 とは、具体的にどういう存在を指すのだろう? 私の推測では、「他人に理不尽を押し付ける者」。暴力で奪ってゆくもの。自分の中のわだかまりを発散するた め、理不尽を撒き散らす者。エレンがマレーで行った行為は、確かに「理不尽」以外の何物でもなかった。かつて、誰よりも巨人という名の理不尽を憎くみ、巨人=理不尽をこの世から駆逐すると誓ったはずのエレンが、自分の都合で人々から簡単に命を奪う、『理不尽』そのものに成り果ててしまった。リヴァイは、それを嘆いているのだと思う。

 ところで。
 エレン・イエーガー
という人間の精神は、どれほど成長を遂げたのでしょう?
 マレーに対して、報復攻撃を行い、抑止力として「地ならし」を用いようとしている彼は、地上から全ての巨人を葬り去れば、自分達は幸福に暮らせる、と考えていた頃と、大した違いはありません。
 ただ、目的を実現させるための「技術」が巧妙化しただけです。


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Posted bysusa

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