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神憑りのお話ーー54

susa

神憑りのお話ーー54

サンタウサギ-s
サンタウサギ (マブラヴ・オルタネイティブより) どの画像を使おうか迷ったのですが、普通のキャラクターは露出度がやたらと高く、ロボットだと、作品のイメージ画つかみにくい。ベータ(地球外生命体)はグロテスクすぎる。ということで、こんな画像を貼ってみました。サンタうさぎ。主人公が、ヒロインに対してプレゼントする、手作りの、木彫の人形です。

 
この記事も、なんとなく直近の記事と
続いている感じです

 この地球とは、異なる歴史を歩んだ「地球」の物語。
 明治革命を経ず、太平洋戦争でアメリカと引き分けた日本は、幕府こそ無くなったものの、将軍が統治する国家体制を堅持した状態で存続していました。

 科学技術は、コンピュータ等の進化は遅れていて、しかし、軍事関連技術に関しては圧倒的に進んでいるーーという歪な状態で、人型の兵器が実戦配備されていました。
 そして、人類は地球外生命体(ベータ)による侵略をうけ、人類の総人口は10億人にまで減少。圧倒的な増殖力を誇るベータは、ユーラシア大陸全域を制圧し、島国である日本は例外的に持ちこたえていましたが、西側半分と佐渡ヶ島を失っていました。


佐渡ヶ島ハイヴ
佐渡島ハイヴ 佐渡ヶ島はベータによって制圧されベータの巣であるハイヴが建造された。その後、凄ノ王2型の自爆によって、佐渡ヶ島はその存在そのものが消滅することとなる。佐渡ヶ島在住の人間としては、かなりショッキングな展開でした。ってか。「また、オレへのあてつけだぁ」って思いましたよ。はい。

 この「マブラヴ・オルタネイティブ」は、そんな世界で、人類の存亡をかけて戦う人々の物語なのですが。
 世界にただ一人だけ。
 主人公・白銀武という、死ぬたびに、過去に戻って転生し、また同じような日々を繰り返す無限ループに捕らわれている特異点が存在しており、この白銀武という青年が軸となって、物語は、人類がベータに勝利する「奇跡」へと紡がれてゆきます。

マブラブオルタネイティブ・A標的
あ号標的(地球に進行したベータを統括する最高位の存在) 主人公白銀尊は、特別作戦の最中に、このあ号標的と、人類として初めて、意思疎通を行う。しかし、結局、相互理解のきっかけさえ得ることが出来ぬまま、物理的攻撃によって、あ号標的を抹消するという結末を迎える。あ号標的は、グロテスクなベータの中では、まだそれなりに愛嬌のある外観。これでも、マシな方なのである。 

 ところで。
 制作サイドが、この作品を通じて訴えたかったこととは、なんだったのでしょうか?
 私は制作したスタッフではないので、もちろん「本当のところ」はわからないのですけれど。

 この作品に満ち溢れているのは、
「山のような理不尽」であり、まさに、これが制作サイドが本当に訴えたかったことなのでは無いかと思います。
 自己犠牲が素晴らしいとか、誰かのために死ねるようになれ、とか、ストレートに「LOVE」とかじゃなくて。
 もっと単純に。
「この世界は理不尽なものなんだよ」
「理不尽だから“この世なんだよ。もし、全ての存在が、等しく報われるならば、それはもはや“天国なんだよ」

マブラヴ・オルタネイティブ(脳髄・シリンダー)s
鏡純夏(ヒロイン) この作品のヒロイン鏡純夏は、作品開始時点で、すでに肉体を失った、シリンダーに浮かぶ脳髄という、とんでもない状態に置かれている。しかも、主人公はそれに気が付かない。その後、白銀はある数式を入手して、それによって、鏡純夏は作品に絡んでくることになるが、それはロボットに移植された擬似人格としてであり、脳髄のホンモノの彼女の人格は、原型を留めない状態になっている。まったく、容赦がねぇ。

「この世界は理不尽で、理不尽で、もうひとつオマケに理不尽で」
 だけど。
「それでも、理不尽を無くそうと戦っている奴ってのは、カッコいいよね。それが、“神の使い”みたいに呼ばれる存在だよね」
 ってか。
「本当にカッコいいやつってのは、理不尽の中でも信念を貫くために、立ち向かって行ける奴のことだよね。ただ腕っ節が強いやつだとか、ただ勝ってるだけ、みたいなのは、《本当のカッコいい》とは違うよね。むしろ、気持ちが悪いよね」みたいな感じかな?

 だからこそ、本能のまま、全てを貪りつくすベータが、この作品では必要以上にグロテスクに描かれているんじゃなかろか、と。


 そう。
 この作品のもうひとつの主役。
 それは、ベータ。

 コミック版は、全17巻で、主人公白銀武は、物語の序盤は、何度も同じような世界をループしているだけに、ちょっとしたスーパーマン。ところが、それまでのループの情報が通用しなくなった中盤で、
かなり悲惨なことが起こって、ただみっともなく逃げまわることになる。だけど、何処にも逃げ場はない。それでも逃げて。文字通り「別の世界」にまで逃げちゃって、ジタバタもがいて、そして。自分は逃げられない、何か鎖のようなもので縛られてしまっているのだと、理解する。そして、逃げまわることを辞め、戦いの中に戻ってゆく。
 もちろん、それからの白銀は、一皮向けて生まれ変わったように、成長を遂げる。
 それは、たしかにカッコいい。

 けれど、この作品の、真の主役は、ベータたちだと思うのです。

ベータ(兵士急)
ベータ(ソルジャー級) 現実世界をこんな奴が闊歩していたら、それだけで死ねるぐらい、グロテスク。この他にも大小様々なベータが存在し、中には高出力のレーザーを使用する、トンデモナイ奴も居る。このソルジャー級は、人類の主力兵器である戦術機にとってはそこまで大した脅威ではないが、生身の人間にとっては「死亡フラグ」と同義の存在。進撃の巨人の作者が、進撃の巨人はマブラヴ・オルタネイティブに非常に大きな影響を受けたというコメントを発しているが、たしかに、コイツからは「巨人」と同じ臭がする。個々の個体に感情はなく、ハイヴ、及び上位存在の指示と、本能に従って動く、昆虫みたいな存在である。厳密に言えば、ベータは生物ではなく、有機物質を用いて創られたロボット。どうやって創られているのかの描写はないが、個々のベータには生殖能力が無いので、何処かで「ボコボコ」と、生み出されているのだと思われる。そして、蜂の子のように、成体から餌を与えられたりして成長するの? 餌ってのは、元は人間だった肉塊とか? あー、もう。マジで地獄だな。

 この、誰もが不快感を感じずには居られない、腐肉臭が漂ってきそうな、異形の存在。
 それが、圧倒的な数と、人間よりも遥かに強靭な腕力によって、あらゆるものを制圧してゆく。
「心」など無く、あるものといえば、貪欲な「食欲」のみ。その食欲によって、木も、動物も、人間も、無生物も、ありとあらゆるもんを食いつくし、辺りを不毛の世界に変えてしまう存在。
 そんなベータ達の姿に、何を重ねるかは、当然だけれど、人によって異なる。当たり前。誰もが、「自分が一番嫌悪するもの」をベータの姿に重ねるでしょう。

 そして。
 私には、ベータが「グローバリズム」に見えるのです。
 容赦なく、世界を飲み込んでゆく、その姿が、グローバリズムそのものに見える。
 だから、当然、新自由主義者ーー安倍政権やその支持者も、ベータと同じような存在に見えてしまう。
 彼等に、道理は存在しません。自分の都合に合わせて、平然とウソをつくからです。「もっと金持ちになりたい」「そのためなら、ウソなんて当たり前」「自分以外の者がどうなろうが、知ったことではない」。彼等の行動の裏には、そのような思考が見て取れます。まさに、欲望に突き動かされているケダモノ。
 だから、私には、安倍晋三がベータに見えるのです。

 もちろん。
 人によっては、「ベータは中国(特亜)だ!!」と主張するのだろうし、もっと身近な存在をベータに重ねる人も、当然居るでしょう。

 それは、それで構わない。
 だけど、そう結論付ける前に、考えてほしい。
 中国人や韓国人は、違法行為によって日本に密入国してきているわけではない。正面玄関から、堂々と入ってきている。
 日本政府が、奨学金等を支払って、呼び込んでいるのです。
 なら、それって、「日本政府の、責任」じゃないの?

 金儲けが目的の日本企業の働きかけにより、日本政府が、安く使える外国人を、日本国内に引き込んでいるのであって、中国人、韓国人に、それをなすりつけるのは、筋が違うんじゃないの?
 中国企業や韓国企業に資金と技術を与えたのは、日本企業、日本政府じゃなかったの?

 ってことは。
 諸悪の根源は、日本政府、日本企業じゃないの?

 だから、私は、新自由主義者質や、安倍政権、安倍政権を支持する人々が、ベータと同質の存在に見えます。

 作品のラストは、一応、「ハッピーエンド」という体裁を整えていますが、主要キャラクターに、本当の意味で救われた者は居ません。最後まで生き残った者は若干ながら居ますけど。
 生き残ったから、救われたとは、思えません。
 ただ。
「みんな死にました」では、作品としてあまりにも救いがなさすぎるから、取ってつけたようなインチキによって、無理やり、ハッピーエンドに仕立てられているのだと思います。

 さて。
 この作品は、「あいとゆうきのおとぎばなし」という、極めて特殊なゲームジャンルを自称しています。
 裏を返せば、「無慈悲で臆病な現実」。
 現実は、無慈悲で臆病。

 まぁ、たしかに、観も蓋もないですが、その通りです。
 反論できません。

 だけど。
「そんなの嫌だよ。そんな世界、オレが変えてやるよ」
 って言って、本当に現実と戦える奴がいたらあ、ソイツは間違いなく、カッコよく見えることでしょうね。

 そして。更に言うならば。
「仕方ないよ。これが現実なんだよ。諦めるしか無いよ」
 っていってるやつは、どれだけ言い訳をならべてみたところで、それはやっぱり、カッコ悪いこと、この上ないでしょう。

つづく

変なおまけ
あ号標的-s 安倍晋三標的
共通点その1 「あ」
共通点その2 「β」
共通点その3 「しんぞう」
共通点その4 「言葉はなんとか通じるが、会話が全く成立しない」

共通点その5 「超差別主義者である」
共通点その6 「他人は喰い物だと思ってる」
共通点その7 「ポーズがそっくり」


深く考えるな。ただのジョークだから。

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Posted bysusa

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