FC2ブログ

経済の秘密ーチャイニーズスープ編 -その3

susa

経済の秘密ーチャイニーズスープ編-その3

日本銀行  
井戸 お金が「水」なら、「水」の大元は、「井戸」ってことになりますよね。なんか、この間、「井戸」の記事を書いたばっかりだった記憶があるんですが。デジャビュ?

 私達の「経済」が《お鍋》で、「お金」が《水》であるとするなら、「日本銀行」っていうお金の供給元は、「井戸(一十)」って事になります。
 あるいは、「水道の蛇口」。
 蛇口だと、一気に安っぽくなっちゃって、「お金」の威厳がふっとびますがーー

水道の蛇口
蛇口

 まぁ、元栓をひねれば、何時でも水は出せる状態にあります。

 ですから、普通の人なら、「鍋の水が足りない! 煮詰まっちゃう!!」って状況になったら、この蛇口をひねって、躊躇うこと無く、鍋の中にお水を入れます。

 ってか。
 それ以外に、何があるっていうんですか?

 ところが、この国には、
「蛇口から出てきた水は、必ず排水口に捨てなければいけない」
 という不思議なルールがありました。
「今まで蛇口をひねって出した水と同じ量を、排水口に捨てろ。プラスマイナス・ゼロにしろ。そうしないと、キッチンが水浸しになる」って、主張し続ける、頭がピーな人達が居るんです。

排水口-s
蛇口

 これが、私達日本人を長年に渡って悩ませてきた「財政再建」問題です。

 ですが。
「通貨発行権を有する国家は、絶対に財政破綻しない」
 のです。
 これは、「絶対」なんです。

 蛇口をひねれば、24時間、356日、どんな時でも、必要なだけ水が出てくる環境において、「水不足」という事態が発生することは、あり得ないのです。

 え?
 水道管が破裂するとか、ダムの水が干上がるとかで、水道から水が出なくなることもある?
 そりゃ、国家でいうと、「戦争」とか「超自然災害」みたいな事例でしょ?
 そういう非常事態を加味したら、なんだって「あり」になりますよ。巨大隕石が落ちてきても止まりますし、怪獣が暴れても止まりますよ。
 だけど、そんなのって、「子供の屁理屈」「議論のすり替え」以外の何物でもありませんよね?
 そういう特殊な状況に対応するのは、「財政」という分野ではありません。国防とか、国土開発とかの専門家のお仕事です。

 ちなみに、地方は普通に破綻します。
 国と自治体は、質的に全く違うものです。
 自治体は民間の警備員、国家は警察官、みたいなイメージ。

 警備員に、「犯人逮捕のための捜査をしろ」とか言いますか?
「クマが出没したから、なんとかしろ」とか言いますか?

 似てはいますが、仕事の内容も持ってる権限も、違います。
 市町村ってのは、国から回ってきた予算の範囲内で、最大のサービスを提供するのが仕事です。
 制度設計や、それより踏み込んだ事について考えるのは、それより上の組織です。
「国家の財政破綻」ってのは、国家が自殺を決意して、自発的に破綻を目指さない限り、発生しないんです。

 太陽が、燃え尽きてしまうことを、心配する人は、普通いません。
 子供の頃は、誰もがそういう事も考えるでしょうが、大人になっても、それを引きずる人は、心の何処かが病んでいます。
太陽-s
太陽 現在50億歳ほどで、寿命は100億年程度だと考えられている。つまり、今がちょうど、「人生の折り返し地点」。だが、近年になって、銀河系とアンドロメダ銀河がやがて衝突することが確実だと解ったため、その際に、太陽系に消滅を含めた大異変が起こる可能性が指摘されている。ただし、30億年も先のことなので、そんなことを、私ら人間がが悩んでも、無意味。そんなことに悩むだけ、時間の無駄。

 そりゃ、「太陽が無くなっちゃったらどうしよう」
 って心配している人は、今でもやっぱりいますよ。だけど、「太陽の残りの寿命は50億年」とかいう数字を知ると、「関係ないや」「心配して損した」って思うはずです。
 銀河系は、30億年後ぐらいには、お隣のアンドロメダ銀河と衝突します。その時、太陽系は、銀河から吹き飛ばされてしまうか、あるいは、銀河系、アンドロメダ銀河の双方の中央にある巨大ブラックホールに飲み込まれてしまうとか、するかも知れないと言われています。
 けど、やっぱり、「オレの知ったこっちゃねぇよ」「私には関係ないわ」です。

 私達が生きている間に、太陽が無くなることはないんです。
 子供の世代にも、孫の世代にも、その次の世代にも、ないんです。
 私達の責任の及ぶ範囲ではないんです。
 だから。
「へー。そうなんだ。凄いね」って言っておけばいいんです。

「それでも、いつか太陽が無くなるかも知れないだろ!! あした爆発するかも知れないだろ!! その可能性はゼロじゃないだろ!!」って、本気で心配する人もいますが。

 じゃあ、具体的に、人類ごときに、何が出来るっていうんですか?
 ってか、あなたは太陽に、どうなって欲しいんですか?


 経済の問題も同じ。
 漠然とした不安を抱えていて、「この不安の正体は、日本の財政破綻だ!!」とか感じちゃった人は、ハッキリ言うと、見当はずれな勘違いをしています。

 自分の不安を誤魔化すために、意識を、そこに集中させてしまっています。
「1000兆円の赤字さえ解消すれば、私の不安は無くなるんだ!! 世の中は、昔みたいに良くなるんだ」
 っていう、自分の考えにしがみついているだけです。

 構造的に破綻しないものは、どうやったって破綻しないんです。
 だから、間違いなんです。

「そんなこと言われても、破綻すると思ったんだもん」
 という意見の人もいるでしょうが、だから、「ちゃんと理解できるようになりましょうよ」って事です。
「経済ってのは、こういうものなんだ」って、ちゃんと流れを理解できれば、「破綻すると思った」みたいな思い込みから離れて、本当の犯人探しを始めることが出来るようになります。

日銀が後をついてきた

 アイツが怪しい。
 アイツが犯人に違いない。
 そう思ったら、証拠を探して、それを立証しましょう。
 その過程で、間違いだと解ったら、真犯人を探しましょう。

「証拠を探すつもりはないが、アイツが怪しい」という理屈で、延々と犯人扱いするのって、単なる時間の無駄ですよ。

 それと。
 理解しておかなければならないことがあります。
 この「勘違い」を助長させることで、利益を得ている人が、世の中には、想像以上にたくさん存在している。
 ってことです。
 悪意を持って「騙す」をしている人が、山のようにいます。
 騙されてくれていると、自分に利益が出るからです。

 だけど、日本政府は絶対に、財政破綻しないんです。
 蛇口をひねれば、何時でも必要なだけ、水が出てくるのと同じ理屈で。

つづく

スポンサーリンク

Posted bysusa

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply