FC2ブログ

いきもの憑りのお話ーー29

susa

いきもの憑りのお話ーー29
真実の口(ボッカ・デラ・ベリタ)-s       
  ポッカ・デラ・ペリタ(真実の口) 映画『ローマの休日』の中で、オードリーヘップバーン扮するアン王女と、グレゴリー・カーペック扮する新聞記者がデート(?)の最中、足を止める場所。「真実の口(ポッカ・デラ・ペリタ)。「嘘つきがこの口の中に手を入れると、手が抜けなくなる」とグレゴリーはヘップバーンに告げてから、手を入れてみせて、見事に手が抜けなくなって大騒ぎをするーーオードリーは仰天して、慌てて助けようと試みるーーもちろん、抜けなくなったのは、グレゴリーのお芝居。だけどまぁ、いい男にそんな事されたら、女性だったらコロッと参っちゃうかもしれないし、男の方も、そんなに簡単に騙されてくれるようなら、やっぱり、コロッと参っちゃうかもしれないね。まぁ、昭和の人間なら、大抵はこの映画を観ていると思う。古き良き時代を象徴するような映画。ポッカはイタリア語で「口」の事。ちなみに、コーヒーや100レモンなんかの商品で有名な会社の「ポッカ」の語源はこれと関係ない。むしろ、「イタリア語で口の意味です」って言う方が、遥かにスマートだし、それで誰もが納得すると思うほど、説得力もあるんだけど、それでも、あの社名の由来は全然違う。気になった人は、調べてみてね。

 この記事は、《いきもの憑りのお話ーー28続きです。


 正真正銘、「前回のお話の続き」です。


 詐欺師の手口の中に、「相手を急かす」というものがあります。

 相手にじっくり考える時間を与えない。

「今がチャンス!!」

「本日限り!!」

「これが最後の1個」

 みたいな表現も、お客さんを急かすことで、判断力を鈍らせて、「ウヤムヤの内に買わせてしまう」ことを狙っている。


 まぁ、商売の基本みたいなもので、それ事態は、善悪というより、「テクニック」の範疇に含まれてしまうのでしょう。


 しかし、これがもう少し悪質になると、伝えるべき情報を正しく伝えない。という、不義・不誠実が伴うようになります。

 論点をひたすらずらし続け、何について論じていたのか、何が一番重要なことなのか、混乱させてワケが解らなくしてしまうという手法もあります。相手にまがい物を掴ませたり、逆に、高価な品物を安く買い叩こうとするときなどは、相手を「早く早く」と急かすことで、無理やり取引を成立させてしまおうとすることが多々あります。

 詐欺の定番となってしまったオレオレ詐欺の典型的な手法は、論点をずらし続け、危機を演出して焦燥感を煽り立てることで、「それが本当に自分の子供や孫なのか?」という、一番大切な事を確認するという事を忘れさせてしまい、畳み掛けるようにしてお金を騙しとります。


 さて。

 水道事業の民営化。


 詐欺っぽいと思いませんか?

 なぜ、ろくな審議も行わないまま、強引に決めてしまうのでしょう?

 あまりにも、怪しいしすぎるんじゃないですか?

 いくらなんでも、国民を舐め過ぎなんじゃありませんか?


 多くの日本人には未だに「安全と水はタダ」というような感覚が染み付いているような感じですが、日本の水道事業って、二束三文で引き取って貰わなければならないほど、安っぽいものなのでしょうか?

 慌てて民間企業に売却しなければヤバイほど、危機的な状況に置かれているのでしょうか?


 21世紀は、「水を巡って戦争が起こる」とさえ言われているのを、ご存知ですか?

 地方の水源を、外国資本が買い漁っていることが話題になったのは、ほんの数年前のことでしたよね?

 世界中は水問題で苦しんでいて、日本は天国みたいなところだって話じゃありませんでしたか?

 生活様式の近代化によって、ただでさえ、人類は水を大量に使うようになりましたが、そもそも、日本のように水資源に恵まれた国・地域は、世界では非常に限定的で、大半の地域では、「水は貴重品」なのです。

 まず、この「水は貴重品」という時点で、イカサマめいた利権やビジネスの臭いが、プンプン漂ってきませんか?

 水は、使えば当然汚れます。身体の中に入った水は、汗や尿として出てきます。ですが、そんや汚れた水も、技術で浄化して、再利用することも出来ます。

 福島第一原発の敷地に、膨大な量の「放射能で汚染された水」をためたタンクがあることは、皆さん、よく御存じだと思井ます。


 もし、この汚染水を浄化する技術を持った企業があればーー日本政府は、「じゃあ、1000億円」と言われても、惜しげもなく、お金を払って契約を結ぶことでしょう。


 放射能ではありませんが、世界各地には、水の汚染に苦しんでいる人々が大勢居て、技術さえあるのなら、その技術を導入して、水を浄化したいと願っています。

 内閣総理大臣が議長を務める産業競争力会議(COCN)が2010年に試算したところ、2025年、世界全体の水の浄化ビジネスの規模は、総額で100兆円規模に達するとのことです。

https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id030098.html

上記のページを参考にしました。


 100兆円市場。

 とんでもない数字が飛び出しました。

 これ、「一年間」の額ですよ。

 毎年毎年、「100兆円」という意味。

 この年間100兆円の巨大ビジネスに食い込むことが出来れば、日本にとって、非常に明るい材料となることは確実です。

 では、日本の水浄化技術は、世界でどのぐらいの水準を誇るのでしょうか?


 はい。断言しましょう。トップを突っ走っています。

 そして、その技術を有しているのは、民間企業ではなく、地方自治体の水道事業です。


 はい。

 見事に繋がりましたね。

 そして、インチキ野郎や、クソッタレ詐欺師が群がってくる理由。

 水道事業の所有者である国民を騙して訳す買い叩きたい理由。

 その辺りが、ハッキリと見えてきましたね?


 日本国民全体の試算である、水浄化技術。

 技術を持っているのは主に地方自治体です。

 もし、自治体が中心となって、民間企業を通じて、その技術で世界市場のシェアの何割かを受注することが出来れば、数兆円の利益を上げることも夢ではありません。

 そのお金で、老朽化した水道設備の更新など、余裕で出来てしまうでしょうし、その工事は、各自治体にとって、良い景気刺激策となって、地域の雇用創出に大きく役立つことでしょう。

 それは、水道を利用する国民全体が恩恵に預かれる、ということです。

 このまま、水道事業を「自治体」が保持することは、デメリットよりも遥かにメリットのほうが大きそうに思えます。


 しかし、民間企業に水道事業を売却してしまったら?

 買い取った技術を使って、水の浄化ビジネスに参入するのは、純粋に、「特定の民間企業」のみということになります。

 もちろん、儲けを出した民間企業が老朽化した水道施設の更新にの為に、お金を支払う義理なんて、あるはずもありません。

 恩恵に預かれるのは、ほんの極ひと握りの人々のみです。

 一般庶民は、全く恩恵に預かれません。


 こんなこと、国民に知られたら、大反発を招きます。


 ですが、勝手に決めて、「水道料金が上がる」「上がらない」というレベルの小さな話題でお茶を濁してしまえば、日本人の大半は「日本の自治体が持つ水道事業は、世界最高の水浄化技術を持っている」なんてことを知らないので、騒がれないで、利益を独占できるのです。


 そういうことを、自由民主党はずっと昔から行ってきました。

 安倍政権は、特に露骨に、そういう事を行っています。

 何故ならば、「企業と資本家の味方」だから。

「ありふれた、普通の人々を幸せにしよう」などとは、微塵も考えていないからです。

 流石にもう、みんな気がついているんでしょ?

「安倍政権は一般国民に冷淡」だってことぐらい。


 マスメディアや御用学者、御用言論人も、もちろん、安倍政権の味方です。

 企業に至っては、一番美味しい思いをする立場なので、口が裂けても言いません。


 結局、国民は喰い物にされるのです。

 日本国民が持っていた宝物が、二束三文で買い叩かれてゆくのです。


汚染によって緑色に染まった中国の湖

ロイターの2013年2月22日の記事に載せられていた写真 キャプションは、[北京 21日 ロイター] 深刻化する中国の大気汚染。その一方で、同国では水質汚染も深刻さを増しており、政府は向こう10年間で8500億ドル(約80兆円)を投じて、水質改善に取り組む姿勢を示しているが、その巨額投資も効果は薄いとみられている。 というもの。


「水質汚染」という言葉で、真っ先に思い出すものは、「中国」だと思います。「七色の水」とやゆされるほど、中国の水は汚染されていて、普段は表に出ないように隠されていますが、工場廃液の垂れ流しによって癌患者が多発しているような地域もあります。

 そして、誰もが思うはずです。

「政治カードとして、こんな素晴らしい物はない!!」

 と。


 水浄化技術は、中国との外交関係を、日本の主導で解決することの出来る、切り札として使えるぐらい、インパクトの強いものです。

 何故ならば、水がなければ、人は生きてゆけないからです。

 ところが、この技術を民間に売却してしまうと、もはや、そのカードは使い物にならなくなります。

 民間企業を通じて、技術を取得すれば、それで済んでしまうからです。

 そう。

 JR東日本から、新幹線技術を購入した時のように、です。


 ですから、愛国心の一欠片でも持ち合わせている人間であれば、「水道事業を民営化しよう」などと、考えるわけが無いのです。

「アメリカからの外圧で仕方なくそうなった」とかいうのなら、日本国民として、「くじゅうの選択だったのだろうな」と、多少は理解出来なくもないですが、これはそういう話でさえ無いのです。

 麻生大臣が、2013年の段階で、世界に向けて自慢気に発表するような、そういうレベルの、ハッキリ言ってしまうと、売国行為なのです。


「安倍政権は、中国に屈しない」とか、ウソなのです。

 つい先日、ロシアに言って、プーチンに「もう、領土問題のことはナシで安全保障条約を締結しよう」と言われた時も、安倍首相は、ただヘラヘラ笑っていただけでしたよね?

 断固講義して、その場で帰国しなければならないような、重大なことだったのに、ヘラヘラ笑っていましたよね?

 彼は、国土を守る気もサラサラ無いのです。
 世界はそんなこと、とっくに見抜いているのです。
 だから、突然、あんなことを言ってきた。


 もし、「安倍さんはよく判っていなかった」などと擁護するのであれば、そのような知能の低い人間を、国家のトップに据えてきたの危険性を十分に反省し、全力で、「一刻も早く総理の座を退いてもらう」ことに務めるべきです。

 また「安倍はただの売国奴」ということが理解できた人も、やはり、「速やかに退陣に追い込む」努力を行うべきです。


 彼はーー彼等は、愛国者でも、何でも無い、ただの「金の亡者」です。

 あいつらに「保守」を名乗る資格なんて無いです。

 いい加減、安倍政権と安倍政権を支持してきた人々をそのように理解し、そのように扱うべき時期に来ていると思います。


 さて。


 ローマといえば、風呂好きで有名で、現代人がみても簡単するような、水道事業を各地で成し遂げてきたことで有名です。

ポン・デュ・ガール(ローマ帝国が築いた水道橋)

ポン・デュ・ガール ローマ人によって紀元前0世紀頃に創られた水道橋。 建設に掛かった工期は、わずか5年足らずであったにも関わらず、その後500年位上に渡って、この水道橋は機能し続けたと言われている。そして、現在は観光名所として、未だに「人の役」に立ち続けている。公共事業の鏡のような存在である。公共事業は、きちんと行えば、後々の世の人々に、感謝され続ける、素敵なプレゼントにもなる。だが、この20年以上に渡って、日本人は、公共投資=悪というレッテルを貼り続け、可能な限り公共事業を行わないようにしてきた。自分の財布の中身だけしか考えていなかった。程度の差こそあれ、水道事業を民営化して、その影でこっそり旨味を独占しようという連中と、同じ人種、と解釈することが出来る。安倍晋三という人物は、私にとって不浄の存在であるが、彼が特別というわけではないのかもしれない。


 凄いですね、ローマ帝国は。

 観ているだけで。皆の生活を少しでも良くすることをちゃんと考えて、政治が行われていたってことが、ひしひしと伝わってきます。

 それに引き換え、日本という国は……


 なんで、こんなことで暗い気持ちにならなければならないのでしょう?

 政治家が国を守る為に全力を尽くすどころか、政治家が全力で国を売り飛ばしているという……


 あまりにも鬱すぎて、ブラック企業ならぬ、『ブラック政権』『ブラック政府』という言葉を思いついてしまいましたよ。




 それにしても……

 今回は、一と十の間に「〇」ならぬ、「口」が入ってきました。

 このネタ、まだ続いてたんですね。


 つづく

スポンサーリンク

Posted bysusa

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply