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いきもの憑りのお話ーー18

susa

いきもの憑りのお話ーー18

謎          
謎 わからないこと。

 言葉は時に全くの無力です。
 例えば、
砂糖を舐めたことの無い人に対して、砂糖の甘さを言葉で伝えることは出来ません。
 もちろん、手で触っても、こすれる音を聴いたところで、「甘い」は決して理解できません。

 口に入れ、舌で感知する以外に、砂糖から得られる「甘い」を知るすべは無いのです。

 そして。
 そんな「砂糖」を知らない人が「砂糖(砂糖に似たもの)」を再現しようとすると、とてつもない労力を要します。

 例えば。
 砂糖を科学的に調べて、分子配列を手がかりに、砂糖と同一の化学製品をプラント等で科学的に生産する手法を確立するとか。

 逆に、砂糖の製造メーカーが購入している砂糖の原材料や製造機材を徹底的に調べ上げ、試行錯誤して、砂糖と同等のものを製造するか。
(マイクロコンピューターの黎明期、メモリーの開発の技術を盗む為、某社がライバル企業の前に偵察部隊を置いて、ライバル企業に出入りする企業をチェックしていたという逸話があります)

 もう少し踏み込んだケースとして、砂糖を製造している個人や企業へ、砂糖の製造法を(合法‥非合法を問わず)学ぶ為に潜入する、みたいなものもあります。

 逆に、砂糖の製造法を知っている技術者を雇い入れ、製造方法を理解できるまで指導してもらう、なんてのもあります。
(明治維新後、日本が西洋の技術を吸収するため、様々な分野で西欧諸国から指導者を雇い入れました)

 まぁ、とにかく、やたらと手間が掛かるわけです。

 医薬品業界では、ジェネリック薬品として、先行してその薬品を製造した企業の独占権が切れた薬品のコピーを自由に製造しても良いというルールがあって、これによって独占販売によって高額な状態にある薬品の価格が低減されるようにしていますが、このジェネリック品の製造時には、これは、上記の砂糖とほぼ同じことが起こっています。

 といのも、完成した薬品の入手は可能なのですが、製造する際のノウハウまでは教えてもらえないので、どうしても、「似て非なるもの」になりがちになるのです。
 主成分は科学的に同じものを作ることが出来たけれど、細かい部分は再現できなかったため、本家の薬よりも効き目が劣っている、とか。
 そもそも、主成分の分子配列を完全には再現できていない、とか。
 砂糖でいうなら、「白砂糖」の段階まで到れず、不純物の残った「黒砂糖」レベルまでしか再現できなかった、とか。

 現実世界で、そういう話はいくらでもそのへんに転がっているのです。

 さて、脳の話に戻します。

 脳研究の歴史は、脳に特殊な疾患を持つ患者の発見の歴史でした。例えば、生前に異常な振る舞いをしていた患者の脳を、死後に解剖し、脳の異常個所を見つけ出すことで、脳のどの部位が関係していたかの手がかりとする、といった感じです。

 現在の科学者は、更に高度な検査機器を駆使することで、脳の活動をモニタリングして、脳機能を解明しようと務めています。

 ちなみに、そんな便利な機械も、障害のある脳のサンプルの入手も困難な私は、「進化のトレース」という、かなり無茶苦茶な手法で脳の仕組みを理解しようと試みました。

 人間は、なんで、「社会をおかしな方向へ向かわせてしまうのだろう?」

 人間は、どうして、「カルト宗教や悪徳商法、ギャンブルや麻薬に嵌って、そこから抜け出せなくなるのだろう?」
 そんな負の仕組みから上手くぬけ出すためには、どうすれば良いのだろう?


 私は、そういう事を知りたかったので、脳の完全な再現でなくとも、「脳と同じように反応する、擬似的な脳システム」が理解できれば、ソレでよかったのです。

 そして実際に、上記のようなやり方でも、役に立つ成果が得られました。
 また、副産物として、進化のプロセスにおいて生じたであろう、様々な事を発見しました。

 そして、「脳ってのは、そういう仕組みだったのか」と、ある程度納得できた後、ふと、あることに気が付きました。


 逆もあるはずだ。

 と。

 なんの「逆」かというと。
「騙されないようにする為の脳研究」ではなく、「騙すようにするための脳研究」
「脱洗脳のための脳研究」ではなく、「洗脳のための脳研究」


 というものも、あるのだろうな。
 といった感じです。

 そこで、いろいろと調べてみたのです。

 そして、実際に見つけたもの。

 ひとつは、ソビエト連邦が行っていた実験。
 それを統括していたのは、パブロフの犬でお馴染みの、「イワン・パブロフ」。

 スターリンが実権を掌握したソビエト連邦内において、パブロフは、スターリンにとって最も信頼できる「同志」でした。パブロフの研究成果は凄まじく、無実のはずの人間を、極めて短期間の「洗脳」措置によって法定で犯していない罪を次々に自白し、重罰を望んで受け入れるような、全くの別人に変えてしまうことが出来ました。
 これは、中国共産党が、捕虜にした日本兵に行った思想教育の「強化発展版」のようなものだと言えるでしょう。


 そして、もうひとつ。
 アメリカが極秘計画として推し進めた「MKウルトラ」なる計画。こちらの方は、具体的な成果は発表されていませんが、軍人・民間人を問わず、広範囲で様々な人体実験を行い、後々まで、後遺症に苦しむ犠牲者を残してしまったという、生きた痕跡が存在しています。
 例えば、妊娠、出産によってうつ状態になった女性に、「治療」という名目で強力な電気ショックをくり返し与え、記憶喪失状態にしてしまったり、LSDを投与して暗示を与え、人格を改変する事を模索したり。

 第二次世界大戦の終結は、米ソの冷戦時代の幕開けでもあり、米ソはいずれが頂点に立つかをめぐって様々な分野で熾烈な対決を繰り広げました。

 この分野もまた、そういう「米ソ対決」があったのです。

 1950年代には、極秘の脳研究のためアメリカがおおっぴらに人体実験を行っていた事を知って、私は、ふと思いました。

 年間数十万件の児童誘拐。

 アメリカ合衆国は、毎年数十万人の児童が行方不明になるという、世界的に見ても異様な地域です。そして、大半の子供は、その後、発見されません。何処へ消えているのでしょう?

 非人道的な人体実験を「有り」として脳研究を推し進めるとしても、肝心の「脳」が確保できなければ、計画は前へ進みません。

 私の中で、二つの話が、ひとつに結びつきました。

 あぁ。
 アメリカで年間数十万件の謎の児童誘拐が発生している、その裏側にあるのは、《人体実験用の検体の確保》か。

 と、思ったわけです。

 そう。
 検体としての生きた人間を無尽蔵に確保できて、その検体を人権を無視した形で好きなように脳を切り刻んで良いのなら、脳研究は恐ろしいスピードで進展するのは、間違いない話なのです。

 何十人もの子供に、初めて耳にする歌を聴かせる。
 そして、その後に少しずつ脳を切り取ってゆく。 歌を思い出せなくなったら、それが、「歌が記憶されていた場所」。

 例えば、そんな風なやり方をすれば、たしかに、脳研究は劇的に進むのです。
 もちろん、それは「悪魔に魂を売った外道の所業」ですが。

 アメリカ大陸で先住民を駆逐して自分達の国家を建設し、謀略によってメキシコから多くの領土を奪い、謀略によってハワイを強引に併合し、フィリピンなども力ずくで組み伏せて、次のターゲットとして日本を標的として、日本人排斥運動や石油資源等の禁輸措置を行ってきたアメリカがーー
 都市部への空襲や原爆で罪のない市民を多数焼き払ったアメリカがーー

 今更、児童を誘拐して脳を切り刻むーーぐらいのことを、躊躇うでしょうか?

「アメリカなら、そのくらい平然とやってのける」

 それが、私の結論でした。


 もちろん、その目的は、「他国をアメリカにとって都合の良い奴隷状態にして、搾取すること」なのでしょう。

 つづく

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Posted bysusa

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