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いきもの憑りのお話ーー14

susa

いきもの憑りのお話ーー14

MKウルトラ-s       
MKウルトラ 第二次世界大戦終結後、アメリカ合衆国は、中華人民共和国から帰還した日本兵の人格が、一変してしまっている事に驚嘆した。あれほど天皇陛下を崇拝し、国家の為に命をかけて戦っていたはずの兵士たちの多くが、天皇を罵倒し、日本を罵倒し、共産主義こそ最高の政治システムだと賛美するように変容していたからだ。アメリカは、この現象のメカニズムを解明すべく、本格的な脳研究を開始した。それが、MKウルトラである。この計画は、後にMKサーチへと改編された。このMKウルトラ計画は、やがて公衆の知るところとなり、その容赦のない人体実験を多数行ったことで批難を浴びた。だが、捜査の手が及ぶと、関連資料の大半を処分するという機密処理が実施され、CIAは機密を保持した。だが、情報の処分は可能であっても、被害者が消え去るわけでなく、この計画に基づいて人体実験が実行されたカナダなどでは、現在でもこのプロジェクトの被害者たちによる訴訟が続いている。なお、プロジェクト名の頭にある《MK》は、“CIA科学技術部が管理する極秘プロジェクト”という意味であり《MK》○○という計画は、他にも存在する。

 この記事は、《いきもの憑りのお話ーー13続きです。
 
 私は、脳の仕組みが明らかになれば、それは、「現在騙される側にいる人々の盾になる」と考えました。

 そして、ある程度の成果に独力でたどり着きました。

 最初に、こう思いました。
「俺は天才か!! 脳の大きな秘密の一端を解き明かしたぞ!!」
 と。
 ですが、しばらくすると不安と共に、新たな考えが頭をもたげました。

 研究者達は、最高級の頭脳だぞ。脳の研究に、長い年月を費やしてきたプロフェッショナルだぞ。なんで、このパズルが解けないんだ? そこまで複雑じゃないぞ。何か、間違っているのか?
(電気回路と同じように、全体の機能が判っていて、パーツ単位で何処で何が処理されているかが見えるようになれば、未解明の部分の役割も、おおよその予測が出来るのです。そして、脳の多くの部位は、既に機能の特定が済んでいます)


 ですが、「心」は「帯状回」に宿っているということを裏付ける資料は、他にも見つかってきます。その点に関しては、強い自信があったのです。特に、1990年代に出版された脳について書かれた書物のあとがきに、当時最高クラスの研究者が、「自分は、心は《帯状回に宿っていると考えている》と予測している」という一文を書き留めているのを見つけて、「最高位の研究者と同じ結論にたどり着くってことは、的外れじゃないってことだよなぁ」と、やはり自分の考えは正しいと信じることになりました。

 では、何故、研究者達は何も語らないのだろう?
 脳の解明は物凄い速度で進んでいるのに、なぜ、この一点に置いては研究が全く前へ進まないのだろう?
 もし、決定的な証拠が掴めていないとしても、仮説や推測ぐらいは、表に出てきていても良いはずだ。
 技術が日々進歩して、脳のことをより詳細に調べられるようになったというのに、この本から10年以上も、答えにたどり着けていないなんて、不自然すぎる。

 私は、わけがわからなくなり、首を傾げます。

 そして、ある考えが頭をよぎります。

「もしかして、これ、国防機密の類に指定されていたりする?」
 そうです。
 本当は答えが判っているのに、ワケがあって「内緒にしている」という可能性もあるのです。


 なにしろ、「知っていれば、相手を位のままに操ることも可能かもしれない知識/技術」です。
 競合相手に、手の内を明かさず、自分達だけが独占して、相手を上手に操ることができれば、その恩恵は計り知れないものがあるでしょう。


 もしも、気に喰わない国家が行く手に立ちはだかった時、それを戦争で戦って倒すより、勝手に自滅させるほうが遥かに容易で合理的です。
 つまり、「核兵器より強力な武器」なのです。それを、馬鹿正直にみんなに教えてしまったら、たちまち価値はゼロになります。
 ですが、黙っていれば、その価値は核兵器以上。
 ならば、「国家機密」に指定されていたとしても、少しも不思議ではないでしょう。


 私は、更に調べます。
 以前、何処かで目にしたことがあったのです。
 かつて、アメリカで「MKウルトラ」というプロジェクトが行われていた、という話を。

 ネットで検索をかけてみます。
 あっけないほど簡単に、数多くの情報が見つかります。
 いくつかのサイトを渡り歩くと、どこも似たようなことが書かれています。どうも、かなり有名な「陰謀」として認知されているようです。
 他人の精神を都合よく操作する技術を確立するべ、膨大な数の人体実験を伴って実行された、アメリカ合衆国、最大級の黒歴史。
 その推進役となったのは、アメリカでも謎の多い、しかし、間違いなくしており、莫大な権限と潤沢な予算、そして十分な人員を有するCIA。

 私は、すっかり忘れていた、もっとも基本的な事を思い出します。
 日本の政治の後ろには、アメリカ合衆国がいて、アメリカが日本を管理している。間違っても、日本は真の独立国などではない……

 世界の闇の部分を垣間見た気がして、なんだか私は、背筋が寒くなりました。

つづく

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Posted bysusa

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