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いきもの憑りのお話ーー02

susa

いきもの憑りのお話ーー02

あかつきと金星-s   
あかつき 2010年5月21日。種子島宇宙セン ターより打ち上げられた第24号科学衛星。機体の基本構造と制御システムは先行して打ち上げられた第20号科学衛星《はやぶさ》のそれを踏襲しており、JAXA内でオフィシャル的設定として、はやぶさはあかつきの「兄」という扱いになっている。あかつきの旅の目的は、金星を観測することであり、はやぶさのような帰路は想定されていないし、地球に帰る手段も持たない。このまま、金星の周りを回り続け、やがてデブリにぶつかって藻屑になるか、あるいは、徐々に減速して金星に落下し、(はやぶさが地球の一部に帰ったのと同様に)金星の一部になる
運命である。

 この記事はいきもの憑りのお話ーー01 》の続きです。

《はやぶさ》について詳しく調べを進めて行った人ならば、誰もが、《あかつき》という言葉と遭遇することになるでしょう。

《あかつき》は、はやぶさのシステムを踏襲した、はやぶさの兄弟機と位置づけられている、JAXAの24番目の科学衛星で、その目標地点は金星(ヴィーナス)でした。

 また、はやぶさと違ってあかつきは行ったっきりで、「帰路」はありません。そのため、エンジンははやぶさのようなエネルギー効率を再優先した特殊なイオン加速方式ではなく、時間当たりの出力が大きい、オーソドックスな化学燃料エンジンが採用されました。また、はやぶさはイトカワからサンプルを回収するための銃やカプセルを搭載していましたが、あかつきにそんなものは無用ですので、それらは当然搭載されていません。
 そんなわけで、はやぶさに比べると派手さはないものの、あかつきが、はやぶさシステムに若干の改良を加えた、はやぶさと同系列の機体です。

 さて。

 この《あかつき》ですが、名前がトンデモなくヤバいです。
(もちろん、日月神示の作法に則って、数字に置きかえた場合の話しです)

 あ 〇
 か 一
 つ 二
 き 三

 なんと、日月神示の別名である一二三が、そのままこの衛星の名前になっているのです。
(そして、少し強引な解釈をすると、はやぶさもまた、〇一二三と読むことが可能です)

 つまり、《〇一二三》という科学衛星が、同時期に二つ存在しており、その2機はよりにもよって、同系列の兄弟機なのです。
 これは、いったい、どういう巡り合わせなのでしょう?ーー考えるだけ、時間の無駄です。この問題の正解を解答してくれる存在など、この世にいないからです。歴史上の人物が、歴史的決断の瞬間に、何を考えていたのか、我々には知る術がないのと同じです。神様は知っているのでしょうが、我々に教えてくれるはずがありません。

 ですので、私達にとっては【ただただ、科学や確率論では割り切れない、摩訶不思議な現象が、そこにある】、という話になります。

 さて。
 それではあかつきの話を続けますが、このあかつきも、はやぶさ同様、トラブルに見舞われた運命的な衛星です。

 まず、あかつきは予定通り金星の周回軌道に乗ることが出来ませんでした。
 原因は、燃料系のトラブルでした。
 金星付近まで飛んでいったところで、エンジンに不調が発生して、周回軌道に乗れなかったのです。
 そのため、あかつきは、後日、エンジンを使用しないスイングバイによる金星との接触を試みることになりました。
 後日と行っても、広大な宇宙の中で金星と再び再開出来るのは、何年も先の話です。金星が太陽の周りを一回りしてくるのを、ただ待っている、という話なのです。

 しかも、メインエンジンは上記のように燃料系の不具合の為に使用することが出来ません。
 加速手段がないので、通常であれば、この時点であかつき計画は《投了》しているところでしょう。

 ですが、あかつきはここで、はやぶさと同様のアプローチによって困難をひとつ、克服します。
 メインエンジンがダメならば、姿勢制御用のスラスターで加速する、という手法です。
(姿勢制御用スラスターは燃料が少ないので、多用は出来ません)

 それでも、苦労の甲斐あって、あかつきは当初の予定を5年も遅れてた2015年12月に金星の軌道にのることに成功しました。
 そして2016年の4月、あかつきは軌道修正を行い、観測に適した周回軌道に乗りました。そして、これ以降、観測機材の慣らし運転を行いながら、じょじょに本格的な金星観測が始まりました。
 ですが、メインスラスターを使用することが出来なかったあかつきの軌道は、計画当初に予定されていたモノよりも随分と金星から離れたコースになってしまいました。観測は、基本的に対象から近いほうが有利なので、これは、かなりの痛手になります。
 ただ、必ずしも悪いことばかりというわけでもないのです。
 灼熱の金星から遠ざかった結果、あかつきに蓄積してゆくダメージは当初の予定よりも穏やかになるはずで、そのため、JAXAは、あかつきの運用機関を当初予定の800日間から、大幅に延長した2000日に拡大することを決定しました。

 この、金星の周回軌道に無事に乗れたことと、観測期間の延長が決まったことが、ちょうどこの2016年の春に報道されました。

 この時、私が何を感じたかというと。
「延長なんてしなくて良いよ。もう、終わりにしようよ。じゃないと、俺の心と身体が持たない」というものでした。
 800日というと、2年少々。
 2016年の4月から、800日を遡ると、あの忌まわしい「黄泉路巡り」の日々に重なります。

 ということは――800日で終わるべきところを2000日に延長などされてしまった日には、この先も、まだまだ当分、苦しみから解放されない――なんてことになるとしたら――私にとっては、悪夢以外の何物でもありません。
 だから、「止めてくれよ」と思ったわけです。

 そうです。
 わたしは、この時完全に、「あかつき」と「自分」を重ねていました。
(スサノオの星は金星であるとする説があります)

 ちなみに、はやぶさは88(万の)文(23)を抱いて宇宙を飛んでいったわけですが。
 その解釈に従えばーー
 あかつきが持って行ったのは、たった1つの文(23)と解釈することが出来ます。

 しかも、あかつきが向かった先は、金星=ヴィーナス。
【美の女神】の名を冠した星なのです。

ミロのヴィーナス

ミロのヴィーナス 1820年4月8日にミロス島で発見された。女神をモチーフとしたとされる大理石の彫像。世界に数多ある芸術作品の中でも、群を抜いて知名度が高い彫刻の一つ。この像には両腕がないが、発見された場所には右手と、りんごを手にした左手が存在していたとされることから、本来はりんごを手にした女神となる予定だったと考えられる。ただし、りんごを持った状態完成形よりも、現在の状態のほうが、遥かに神々しいという意見の方が強い。あるいは製作者も、手がない方が神秘的だから、あえて手をつけなかったのかもしれない。

《〇一》は《愛》と読むことも出来るので、あかつきは女神様に愛文(ラブレター)を持って飛んでいった――、という風に解釈することも出来ます。


 言葉だけでみるなら、とてもロマンチックです。
 惑星と人工衛星という、随分と身の丈が違う恋ですけどね。

 それから――当然と言えば当然なのですが、私は、あかつきだけでなく、はやぶさも「自分によく似ているなぁ……」と思ったりしました。
 というか、当時ははやぶさの方が、あかつきよりもよっぽど自分に似ていると感じていました。

 だけどね。
 私とはやぶさは、例によって、《あべこべ》なんですよ。
 はやぶさは、泣き言なんて一言もいわなかったし、逃げ出したりもしなかったし、大勢の人に応援されて、最後の最後まで、自分の使命を全うしたのです。

 私は、それと《あべこべ》です。
 泣きまくりだし、逃げ出したし、応援してくれる人なんていないし、自分の使命なんて、なんだか、どうでもよくなってしまった。

 今回の話しは――特に、あかつきに関する部分は、すぐには意味がわからないと思います。
 ですが、その内に「あぁ、このことだったのか」って、判る日が来ると思います。
 私が投げ出したりしなければ――ですけれど。


 つづく

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Posted bysusa

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