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神憑りのお話ーー42

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神憑りのお話ーー42

カメハメハ大王-s          
カメハメハ大王像 (ハワイ) 
ハワイ諸国を統一した人物。イギリス、アメリカの知識人等の力も借り、ハワイの近代化に務めた。そういう意味では、彼は、日本が幕末ー明治に近代化を成し遂げたのと同じような流れを目指していた事になる。しかし、ハワイはあまりにも規模が小さく、また、文明的な蓄積が脆弱で、農業(サトウキビ栽培)を主要産業に育てるのが関の山であった。そして、アメリカとの経済敵結びつきが強くなりすぎて、土地や資本を次々に買収され、ハワイの政治をアメリカ人の資本家が左右するというおかしな事態に発展。逆に、ハワイの国民の政治参加は制限され、反乱が勃発。結局、ご区立国ハワイは圧倒的軍備を背景としたアメリカによって、「乗っ取られる」かたちで消滅してしまう。20世紀の終わりに、アメリカ議会はこの併合の手法に対して「問題があった」と認めたが、だからハワイを独立国として復帰させるかというとそうではなく、単に、「反省しました」というアメリカの自己満足で終わった。

 この記事は この記事は《
神憑りのお話ーー41》の続きです。
 
 機動戦士ガンダムの世界は、地球連邦政府による悪政によって反発していた宇宙市民(スペースノイド)の中のある集団=ジオン公国を名乗ったサイド3勢力が、自治権を確立するために武力蜂起した、その過程を描いた物語でした。

ギレンの野望
ギレンの野望シリーズ (写真は攻略本) 機動戦士ガンダムの世界で、ジオン軍、および地球連邦軍の総司令官として、自軍を勝利に導く戦略シミュレーションゲーム。クソゲー揃いのガンダムゲームの中、突如として現れた傑作優良ゲームで、多くのファンを虜にした。モビルスーツが如何に強力であるかが実感できる反面、書記に登場するモビルスーツと中盤以降に登場するそれとの性能差があまりにもかけ離れすぎていて、「やっぱり、アニメなんだなぁ」と通関させられる。ガンプラが今も堅調なのは、実は、プラモデルそのものの頑張りではなく、このゲームのような「側面支援」が絶えず行われてきたのが大きな要因なのかもしれない。

 このジオンの武力蜂起は、客観的に観れば「(失敗した)独立戦争」ですが、地球連邦政府側から観たら「テロ」や「反乱」、「クーデター」と呼ばれるものであり、【地球連邦政府に必ずしも属していない】月や他のサイド群からみたら、「侵略」と呼ばれる行為に相当します。
 
 A君がBさんに恋をして、盛んにアプローチしているとします。
 A君からみたら、Bさんへの行為は「恋愛」の一環です。ただ、「愛を伝えようとしているだけ」なのでしょう。
 でも、Bさんにとっては、場合によっては「ストーカー行為」に見えるかもしれません。
 
 こんな事は、世の中にはゴロゴロと転がっている話しです。
(こういう話しが好きな方が、女性週刊誌を買うんでしょうかね? 女性週刊誌は、その手の話しで一杯です)

 立場が変わると、同じ事象でも、評価が一変するのです。
 それは、この世界では、ごくごく、当たり前の話であって、物理化学のような分野でない限り、全員の意見が一致するなんてことは、ただの夢想でしかないのです。
 
 中国が、日本に対して「侵略行為を働いた」とことあるごとに文句を言います。
 日本人の内の中には、それに対して「あれは侵略じゃなかった」と反論する人が居ます。
 その数は、昔は少なかったですが、最近は増えています。
 
 ですが、アレはやはり、「侵略」に該当すると思います。
 中国領の奥深くまで軍隊を進行させ、当時の首都である南京を陥落させ、その後も戦闘を続けたのですから(太平洋戦争でアメリカに降伏するまで、中国で戦っていたわけですから)、それは、中国から「侵略戦争」と言われてもしかたないと思います。
 
 だけど、日本からすると、「停戦協議をする相手が居なかったじゃないか!!」となります。何せ、中国国民党の指導者である蒋介石は、南京を放棄した後も逃げ回りましたし、共産党という革命勢力の指導者である毛沢東も、日本と和平交渉をする気などさらさらありませんでした。
(国民党軍と日本軍がつぶし合ってくれることを望んでいたので)
 
 そして、最終的に共産党=人民解放軍が勝者となってしまったので――日本を徹底的に悪者にするのは、彼等にとっては、当然の話です。
 まさか、「革命を成功させるために、中国国内の混乱をなるべく長期化させたかった。だから、逃げ回ったり、挑発したりして、いつまでも日本軍を引き留めていた」とは、口が裂けても言えないでしょう。
 
 ですが、実体は、まさにその通りでした。
 中国の軍事勢力は、日本軍とまともに対峙せず、ひたすら逃げ回って居ました。当然、日本軍はそれを追いかけます。
「毛沢東にまんまと、利用されていた」のですが、日本軍はそれを認めたくはないので、「連戦連勝だった」という評価に留めておくでしょう。

(国内に対して、その方が格好がつきますから)
 
 日本は、中国側と国境確定の交渉が出来ないまま、ずるずると、不毛な戦いにつきあわされました。
 もう、ウンザリなので、中国の政治とは無関係に、実力で国境線を確定させてしまおうとします。
 それを、「侵略」と見なすことも出来るでしょう。
 少なくとも、中国側は最終的に勝者となったので、「侵略」だったという事にしてしまうでしょう。
(そして、日本側にも「中国を軍事的に徹底的に打ちのめして、なるべく多くの領土を勝ち取ろう」という意図がハッキリとあった事に、疑問の余地はありません)
 
 だから、「侵略だった」と言われたら、その通りなのでしょう。
 
 ただ。
「戦争」というものの本質をちゃんと理解していて、心が健常ならば、「それがどうしたの?」「戦争の大半は、どちらかから観たら【侵略】だよ」と思う筈の所ですが、日本人には、なかなかそれが出来ない、という話しです。
 
  そうです。
 この件で問題なのは、「侵略」という言葉に過剰反応する日本人の方です。
 
 侵略=悪=日本は謝罪しなければいけない!!
 
 というロジックを、頭にすり込まれてしまったために、中国側から「侵略」という言葉を浴びせられると、思考回路のスイッチが入ってしまうようになってしまったのです。
(こういうのは、【洗脳】の常套手段です)
 
 ただ。
 実体を観れば、日本は国境線を確定させるための戦争をしていただけで、しかも、相手側が交渉に応じず、相手の軍隊はひたすら逃げ回るから、追いかけ回していただけで。
 私たちが「侵略者」という言葉から思い描くイメージと実体の間には、かなりの開きがあったことが判るはずです。
(このあたりは、陥落させた南京市に隊列を組んで整然と駐留したとする日本側の記録と、獣のように略奪や強姦を繰り返したとする中国側の主張の隔たりのあまりの大きさから、垣間見ることが出来ます。もし、日本側が本当に南京で略奪や強姦を繰り返していたならば、相当数の「混血児」が生まれたはずでしょう。中国側の主張するような状況は、首都ベルリンが陥落した際、ソビエト兵によって実際に引き起こされたのですが、ベルリン市の女性の相当数がレイプの対象とされてしまい、結果として膨大な数の「堕胎処理」が行われることとなりました。南京市に、そのような処置を行える施設が存在したという記録も、実際に処置が行われたという記録もないので、南京市では、中国側が主張するような【混血児が生まれるような事態】は、殆どなかったのでしょう)
 
 話しをもっとややこしくしている存在が居ます。
 
 アメリカ合衆国です。
 

 アメリカは、メキシコと戦争をしてテキサス等の南部の領土を「獲得」したり、ハワイに軍を駐留させて当時独立国で会ったハワイに圧力を掛けて外国人に土地の所有を認めさせ、お金の力で膨大な土地を確保してハワイの経済に介入し、この経済力を背景に「政治」に口を出し、ハワイ政治の実権を掌握して、ハワイを併合してしまいました。
 これって、「侵略」でしょ?
 
 かつて、独立国で会った頃のハワイが日本(大日本帝国)に「大日本帝国に我々を編入して欲しい」と打診してきた事があるのは、歴史を少しでも囓った事のある方であればご存じのことかと思いますが、その話が出たのは、まさにアメリカが札束によってハワイを強引に併合(侵略)しようとしている最中。この当時に発生した事態でした。
 
 ですが、日本側がもしハワイ国の打診に応じてハワイを大日本帝国として組み込んでしまうと、間違いなく、アメリカとの「経済」「外交」「軍事」の3分野において、前面衝突が発生する事態となります。
 そして、国力の差から考えて、日本側にはまず勝ち目がありません。
 
 ですがら、日本側はこの打診に応じることは出来ませんでした。
 ただ、全くの無反応だったというわけではなく、大日本帝国はアメリカへの牽制として、ハワイ側からの要請という事で、軍艦2隻をハワイにしばらく駐留させました。
 駐留場所は、あの真珠湾で、ハワイ独立派の人々は、この日本から派遣された軍艦をみて、涙を流して驚喜したという記録が残されています。
 
 だから、ハワイの真珠湾におけるイベントで、スピーチを行う機会を得た「愛国者」の方は、是非とも、その辺を踏まえてアメリカの方々にアメリカの非道と日本の正義を主張すれば良いと思います。
 生きて帰れないかもしれませんけどね。
 
 物事は、いろいろな角度から見ないと本質をつかめないのです。
 
 中国は中国で、日本に対して「日本は侵略戦争を行った悪の国だ」みたいなことを言いますが、北朝鮮が韓国に攻め込んだ朝鮮戦争の際には、北朝鮮(=侵略側)に応援として大軍を派遣していますし、1979年にはベトナムに対して中越戦争を仕掛けています(中国の主張では、戦争目的は「ベトナムに対する懲罰」であったそうです。懲罰って――なんじゃそりゃ)。
  
 気持ちが悪いのは、そのような「アメリカの悪癖」に一切触れない、日本の「自称愛国者」達です。
 
 いろいろな過去の出来事を調べて行くと、「アメリカのダブルスタンダード」にたどり着きます。
 歴史を調べて行くと、
「アメリカよ。日本は悪だとか、いったい、お前のどの口が言えるんだ?」
 みたいな気持ちになるはずです。
 
 第二次世界大戦後も、アメリカは「侵略戦争の常習犯」です。
 
米軍
米軍 世界各地で猛威を振るい、とにかく人を殺し都市を破壊しまくる、巨大な災厄。アメリカ人のジョークの最高傑作は、あれだけの事をしておきながら、自分達が天国へ行けると信じているのところ。アメリカ人が天国へ行けるなら、それは、審査無しって言ってるのと同じだろ?

 ベトナムがそうでしたが、「北」が勝利した事で挫かれました。
 イランに対しても「仕掛け」ましたが、イラン革命によって挫かれました。
 湾岸戦争がそうでした。この戦いでは、イラクという国家は悲惨な状態となりました。
(フセイン時代は、部族問題はあるにせよ、秩序が保たれた中東を代表する強国だった)
 
 アメリカは中国の更に上をいっており、ドミニカ内戦(戦争-1965)、ベトナム戦争(1965)、グレナダ侵攻(1983)、リビア爆撃(1986)、イランイラク戦争への部分的参加(1987-1988)、パナマ侵攻(1989-1990)、湾岸戦争(1990-1991)、アフガン戦争(2001-2014)、イラク戦争(2003-2011)。
 他にもまだまだあるんだけれど、アメリカは、アメリカ合衆国にとって都合の悪い存在を軍事力で排除して、その国に干渉することを「侵略」だと思っていないらしくて、これまで、延々とやりたい放題やっています。
(第二次世界大戦以後、自国領に編入しなくなっただけで、アメリカは建国以来、一貫して「侵略行為」を行っています)
 
 そうすると。
 
 アメリカが日本に「第二次世界大戦で日本は侵略行為を行った。ドイツも欧州各国を侵略した。悪い国だ」とか中国が「日本は侵略国家だ」とか言っても、それをいちいち真に受けて、真剣に反省するのとか、馬鹿馬鹿しいということが判ってくると思うのです。
 
 どの口が言ってんだ、お前?
(お前等の方が、よっぽどタチが悪いだろう)
 
 とか、思えてくるわけです。
 
 だけど、日本の【ウヨク】の方々は、「アメリカと日本の価値観は同じ」みたいなことを言うし、日本の【サヨク】の方々は、「日本は中国や亜細亜の近隣諸国に迷惑をかけた」みたいなことを言うのです。
 
  う〜ん。
 そこにだけ注目していれば、そうかもね。
(アメリカと日本が、共に「経済」を重視していて、多くの点で利害関係が一致するのは事実だし、第二次世界大戦で日本が亜細亜を戦場にしたのも事実であることは、否定はしない)
 
 だけど、より高い視点に立って事態を俯瞰したとき、「お前等に言われたくねぇよ。おまれ等の方が、俺よりよっぽどえげつねぇ」って感じるでしょ?
 アメリカは正義の国、とか言っていられるのは歴史に無知な間だけで、実態を知れば知るほど、そうなるでしょ?
 
 視野が狭くて、右にしか回れない人、左にしか回れない人は、「日本は悪かった」「いや、日本の戦争は正しかった」っていう議論だけで、延々と盛り上がれるんだろうけど。
 
 その上から全体を俯瞰出来るようになると、「右とか左とかいう議論の前に、日本だけ、どうして特別基準で裁かれてるの? 余所の国の方が汚いじゃん」
 ってなるはずで、そうなったら、相手の議論にいちいち乗っかるなんてことは、もうしなくなるはずなのです。

 中国が何を言ってきても、アメリカが何を言ってきても、
「人に説教できる身分かよ、お前」って言い返せば、相手はそれ以上、何も言えなくなると思うのです。そして、それでもやかましく言うようならば、「そんなめんどくさい輩とは、とっとと縁を切ってしまっていい」のです。

 そして。
 アメリカともっと深いつきあいをしなければいけないって主張する人も、中国との結びつきを強化しなければいけないって主張する人も、話を聞けば、重視しているものは、結局「お金」だったりします。

 口を開けば、「経済」「経済」。
 
 それが、実に気持ちが悪いのです。

 しかも、お金が目当てなのは明らかなのに、そういう輩に限って「正義」を語りたがる。

 それが、実に気持ちが悪いのです。

(そして、そんな「ゼニゲバ」の筆頭が、安倍首相でしょ? 口を開けば、「経済最優先」。被災地をほっておいて、カジノの打ち合わせ。頭の中、お金のことばっかり)
 本当に、心の底から、気持ちが悪いのです。
(今度は、サマータイム導入かよ。懲りねぇなぁ)

 つづく。

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Posted bysusa

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