そして、《変態》という人種が生まれた――⑨
そして、《変態》という人種が生まれた――⑨
岡本天明氏。 自動書記状態で、『日月神示』を降ろした。
この記事は《そして、《変態》という人種が生まれた――⑧》の続きです。
本当は、シャア(シャアとアムロ)の話しが続く予定だったのですが、間にひとつ、日月神示関連の話しを挟む事にしました。
きっかけは、昨日見つけた動画です。
神谷宗幣という方と、中矢伸一という方の対談でした。
神谷氏は保守系政治運動家で、「安倍さん達」とは少し方向性が違う方で、チャンネルグランドストラテジー(CGS)という番組を持っています。中矢氏は、日月神示が世に出てメジャー化するきっかけを作った方です。
そして、日月神示というのは、日本版「ノストラダムスの予言」、といった感じのものです。
(そして、今回の記事の写真は、日月神示を降ろした岡本天明という方です)
「へぇ。この人達に接点があったのか……」
なんて事を思ったのです。それで、動画を観てみたのです。
神谷氏がゲストとして中矢氏を招いていたので、話しのテーマはもちろん中矢しの得意分野である「日月神示」でした。
そんな日月神示の中に、「へんな人が表に出るぞ、出たら気付けよ」という言葉で始まる一文があります。
「へんな人」。
これはずばり、今回のシリーズの中で散々言ってきた《変態》そのものです。
人間は、一人一人、自分なりの「解釈、世界観」を持って生きています。
自分と著しく異なる「解釈、世界観」を持つ、あるいは、行う相手、それが《変態》です。
社会の混乱期には、立場や解釈が全く異なる人同士の接触(衝突)が盛んになるため、「変な人」だと見なさされる人が大勢現れる事になります。
だから、日月神示の中に登場する「へんな人が表に出る」という事は、社会の混乱期において、ごく当たり前に起こる現象であり、特殊な事を言っているわけではない、とも言えます。
そもそも、「今までのやり方が通用しなくなった」のですから、「今までと違うやり方に挑む人」が現れるのは、至極全うな事なのです。
ですが、日月神示の言葉は、それとは全く違う別の意味にもとれます。
「自分の内面で、《変質》が起こるぞ」という意味です。
つまり、「おかしくなっちゃうぞ」。
日月神示と関わると、希に、頭が変になる人が現れるようです。
これは、たんなる憶測ではなく、私自身の実体験に基づいた発言です。
私は2013年の末以降、「霊現象」的なことを沢山体験しましたが、その発端を作ったのは、この日月神示でした。
その「霊現象」は、基本的に「恐怖」や「不快感」を掻き立てる事ばかりで、単純に「あぁ、よかった」と感じられるようなものは、記憶に残っていません。
基本は「怖くて怖くて堪らない」でした。
前回つかったアムロの画像の中にあるセリフの
「僕はいつだって怖かったさ。コワくてイヤで仕方なかったけど戦っていたんだ!」
と全く同じです。
ただ、不思議な事に、今になって振り返ってみると、その恐ろしかった日々の方が、それ以前の有り触れた人生よりも、遙かに懐かしく感じます。
ですが、やはり好奇心やシャレでは済まされない側面がある以上は、劇薬のように扱うべきだと考えます。本気で、人生をめちゃくちゃになってしまうからです。
ですが、昨日視た神谷氏と中矢氏の対談を聴いた限りでは、日月神示は無害で有益なものであるかのような前提で、会話が進められていました。それでは、彼等の語る「日月神示」と、私の知る「日月神示」は、似ても似つかぬ別物ということになります。
「触らぬ神に祟りなし」と言いますが、神様というものは、用事のないものが安易に触れるべきものではありません。
この種の事のいったい何が恐ろしいかというと、「治療法」が無いことです。
お祓いとかが効くのは、漫画の世界だけだと思ってください。
私も最初、その道の専門家に祈祷してもらいましたが、まったく効果を感じられませんでした。(そういえば、写経もしたなぁ……)
語るならば、やはり同時に「もの凄く危険な一面がある」ことを伝えるべきです。
悪く考えると、「祟られた」。
好意的に考えると、目に見えない、触れることも出来ない、このぐらいの年頃の子供の面倒を見なきゃいけなくなっちゃった。
みたいなイメージ。
あくまでも、私の場合は。
ネット上には、《不思議な力》を持っておられる方が沢山います。
占い師だったり、ヒーラーだったり。霊能力者だったり、ある種の教祖様だったりと、その有り様は千差万別、多種多様で、いったい誰が「本物」で誰が「偽物」か、外側からは見分けが付きません。
だけど。
この人々の、いったい何割、あるいは何パーセント、あるいは何人が、「神様に選ばれた救世主」なのでしょうか?
そして、どのくらいの人が、「(目立ちたくてorお金が欲しくて)嘘を付いている」のでしょう?
あるいは、どのくらいの人が、「(本当は別の現象なのに神に選ばれたと)勘違いしている」人なのでしょう?
そして、このことを、昨日の「ニュータイプ」の話しと照らし合わせてみて下さい。
アムロ・レイは、確かに突出した「異常能力」を持っていました。
ですが、それは基本的に「他者と誤解無く解り合える」という事とかけ離れた力でした。アムロは最後まで、シャア「理解し合うこと」が出来ませんでした。
ですが。それでも。
進化の系統樹。 Wikipediaより。 「動物」が占めるのは、左上の赤い箇所のごく一部だけ。これらは全て、「突然変異」によってたった一つの生命体から、進化を繰り返して今日に至った。
変種は、何時の時代にも現れるものです。
例えそれが、模範解答とはかけ離れた、悪い特徴しか持たない奇形であろうとも。
一定の割合で、かならず《変態》は生まれてきます。
何故ならば、自らの在り方を変えることこそが、生物を進化させてきた原動力だからです。
つづく。

岡本天明氏。 自動書記状態で、『日月神示』を降ろした。
この記事は《そして、《変態》という人種が生まれた――⑧》の続きです。
本当は、シャア(シャアとアムロ)の話しが続く予定だったのですが、間にひとつ、日月神示関連の話しを挟む事にしました。
きっかけは、昨日見つけた動画です。
神谷宗幣という方と、中矢伸一という方の対談でした。
神谷氏は保守系政治運動家で、「安倍さん達」とは少し方向性が違う方で、チャンネルグランドストラテジー(CGS)という番組を持っています。中矢氏は、日月神示が世に出てメジャー化するきっかけを作った方です。
そして、日月神示というのは、日本版「ノストラダムスの予言」、といった感じのものです。
(そして、今回の記事の写真は、日月神示を降ろした岡本天明という方です)
「へぇ。この人達に接点があったのか……」
なんて事を思ったのです。それで、動画を観てみたのです。
神谷氏がゲストとして中矢氏を招いていたので、話しのテーマはもちろん中矢しの得意分野である「日月神示」でした。
そんな日月神示の中に、「へんな人が表に出るぞ、出たら気付けよ」という言葉で始まる一文があります。
「へんな人」。
これはずばり、今回のシリーズの中で散々言ってきた《変態》そのものです。
人間は、一人一人、自分なりの「解釈、世界観」を持って生きています。
自分と著しく異なる「解釈、世界観」を持つ、あるいは、行う相手、それが《変態》です。
社会の混乱期には、立場や解釈が全く異なる人同士の接触(衝突)が盛んになるため、「変な人」だと見なさされる人が大勢現れる事になります。
だから、日月神示の中に登場する「へんな人が表に出る」という事は、社会の混乱期において、ごく当たり前に起こる現象であり、特殊な事を言っているわけではない、とも言えます。
そもそも、「今までのやり方が通用しなくなった」のですから、「今までと違うやり方に挑む人」が現れるのは、至極全うな事なのです。
ですが、日月神示の言葉は、それとは全く違う別の意味にもとれます。
「自分の内面で、《変質》が起こるぞ」という意味です。
つまり、「おかしくなっちゃうぞ」。
日月神示と関わると、希に、頭が変になる人が現れるようです。
これは、たんなる憶測ではなく、私自身の実体験に基づいた発言です。
私は2013年の末以降、「霊現象」的なことを沢山体験しましたが、その発端を作ったのは、この日月神示でした。
その「霊現象」は、基本的に「恐怖」や「不快感」を掻き立てる事ばかりで、単純に「あぁ、よかった」と感じられるようなものは、記憶に残っていません。
基本は「怖くて怖くて堪らない」でした。
前回つかったアムロの画像の中にあるセリフの
「僕はいつだって怖かったさ。コワくてイヤで仕方なかったけど戦っていたんだ!」
と全く同じです。
ただ、不思議な事に、今になって振り返ってみると、その恐ろしかった日々の方が、それ以前の有り触れた人生よりも、遙かに懐かしく感じます。
ですが、やはり好奇心やシャレでは済まされない側面がある以上は、劇薬のように扱うべきだと考えます。本気で、人生をめちゃくちゃになってしまうからです。
ですが、昨日視た神谷氏と中矢氏の対談を聴いた限りでは、日月神示は無害で有益なものであるかのような前提で、会話が進められていました。それでは、彼等の語る「日月神示」と、私の知る「日月神示」は、似ても似つかぬ別物ということになります。
「触らぬ神に祟りなし」と言いますが、神様というものは、用事のないものが安易に触れるべきものではありません。
この種の事のいったい何が恐ろしいかというと、「治療法」が無いことです。
お祓いとかが効くのは、漫画の世界だけだと思ってください。
私も最初、その道の専門家に祈祷してもらいましたが、まったく効果を感じられませんでした。(そういえば、写経もしたなぁ……)
語るならば、やはり同時に「もの凄く危険な一面がある」ことを伝えるべきです。

悪く考えると、「祟られた」。
好意的に考えると、目に見えない、触れることも出来ない、このぐらいの年頃の子供の面倒を見なきゃいけなくなっちゃった。
みたいなイメージ。
あくまでも、私の場合は。
ネット上には、《不思議な力》を持っておられる方が沢山います。
占い師だったり、ヒーラーだったり。霊能力者だったり、ある種の教祖様だったりと、その有り様は千差万別、多種多様で、いったい誰が「本物」で誰が「偽物」か、外側からは見分けが付きません。
だけど。
この人々の、いったい何割、あるいは何パーセント、あるいは何人が、「神様に選ばれた救世主」なのでしょうか?
そして、どのくらいの人が、「(目立ちたくてorお金が欲しくて)嘘を付いている」のでしょう?
あるいは、どのくらいの人が、「(本当は別の現象なのに神に選ばれたと)勘違いしている」人なのでしょう?
そして、このことを、昨日の「ニュータイプ」の話しと照らし合わせてみて下さい。
アムロ・レイは、確かに突出した「異常能力」を持っていました。
ですが、それは基本的に「他者と誤解無く解り合える」という事とかけ離れた力でした。アムロは最後まで、シャア「理解し合うこと」が出来ませんでした。
ですが。それでも。

進化の系統樹。 Wikipediaより。 「動物」が占めるのは、左上の赤い箇所のごく一部だけ。これらは全て、「突然変異」によってたった一つの生命体から、進化を繰り返して今日に至った。
変種は、何時の時代にも現れるものです。
例えそれが、模範解答とはかけ離れた、悪い特徴しか持たない奇形であろうとも。
一定の割合で、かならず《変態》は生まれてきます。
何故ならば、自らの在り方を変えることこそが、生物を進化させてきた原動力だからです。
つづく。
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