そして、《美男》、《美女》という存在が生まれた――《番外編》
そして、《美男》、《美女》という存在が生まれた――《番外編》
最初に申し上げておきます。
本日、2月23日は冨士山の日でございます。
私が勝手にそういっているのではなく、静岡県が、冨士山の日条例というやつで定めらた、正式な記念日です。
そして、もうひとつ。
⑥の次を⑦とせず、あえて《番外編》とする理由は、今回は《サイエンス》では無いからです。おさらいの意味はありますが、「科学的な話」とは少し違います。
その上で、オカルト的要素も含まれています。
でも、やっぱり、⑥の続きです。
冒頭の画像の娘は、AKB48の中西里奈という方で、AKB48のメンバーの中で、唯一知っている娘です。(基本的に、芸能界に関心がありません。余程関心がある話題を見つけた時でない限り、テレビも観ません)
おそらく、有名人で私なんかがいちいち説明しなくても、皆さん知っているんでしょうけど……
彼女の事を知ったのは、2016年の割と早い時期だったのではないかと思います。
2チャンネル系の纏めサイトで、あちらこちらと飛ばされまくり、辿り着いたページに、上記の写真が張られていました。
同時に、「悲報」とかいう文字もあったかな?
そして、彼女は中西里奈ではなく、山口りこという名前で紹介されていました。
最初、
「へぇ。AKBって、そんなに可愛くないって言われてるけど、十分可愛いじゃないか。最近のファンは、よっぽど目が肥えちゃったのかな?」
とか思ったワケですが、すぐに、《そういう話しじゃない》ということに気がつきました。
直下に、今度はチワワを抱えている彼女の写真も張られていたのですが……
同一人物に見えません。
表情云々ではなく、顔が違っています。
そして、以前の方が、どう視ても、美人に見えるし、本人も幸せそうな顔をしている。
「どうしてこうなった?」
の世界。
記事を読んでみると、「体調不良を理由にAKB48を辞めた彼女は、その後、親の借金云々の返済もあって、AV女優として契約を結んだ。でも、精神的に苦しくて、手首を切ったりした。けど、契約期間中は働かなければならなくて、こんな風になった……」
ということです。
そして、顔の形が若干違っているのは、整形をしたから、とのこと。
万単位、ン十万単位のファンがついてたアイドルの娘が、イヤイヤながらにAV出演させられて手首切るとか、世の中どんだけ腐ってんだよ。
この世は魔界か、はたまた、地獄か?
神も仏もあったもんじゃねぇ。
という感じ。
明るい気持ちになれる要素が、何処にも見当たりません。
ドップリと凹みました。
なんとかしてあげられればとか思ったりもしますが、どうしてあげることも出来ないし、そもそも、既に終わってしまった話だし、嫌~な気持ちを抱え込んだまま、気持ちに蓋をして、この件から遠ざかることにしました。
それから、月日が少々流れて、2016年の12月の22日(だったはず)の早朝の事でした。
目が覚める直前に、頭の中で声がしました。
「やまぐちりこ」
声は、ただそれだけ告げました。
えーと。どっかで聴いたことある言葉?
なんだっけ?
と思いましたが、それが人の名前であることと、「嫌~な話し」だったことを、直ぐに思い出しました。そして、目が覚めて、私は怪訝に感じました。
どうして彼女の名前が出て来るのか、さっぱり判らないけれど、彼女の事で動きがあったのかもしれないと、とりあえず、調べるだけ調べてみます。
すると、「現在は結婚して子供が居る」という情報が新たに判明しました。
旦那さんというのは、彼女が契約を結んだAVのプロダクションと繋がりが深い某暴力団の幹部だそうで……
またしても、
この世は魔界か、はたまた、地獄か?
神も仏もあったもんじゃねぇ。
という感じ。
どっかの誰かさんが、俺を凹ませて喜んでんのか?
とか思ったりもしましたが、ふと、違う考えも頭の中によぎりました。
「りこ」という名前。
これって、数字に置き換えると「22」になっちゃうんですね。
「山」は「山」。
「口」は「ロ(カタカナ)」。そして「の」
つまり、彼女の名前は、「山の二二」。というか、「二二の山」。
っていうか、「冨士山」。
冨士山というと……スサノオ。
なんで、スサノオが冨士山なのかは、以前このブログ(スサノオは一万歳――その①〜その⑤)で説明した通り。
スサノオは、一万年前の富士山誕生の出来事に、縄文人たちが人格を投影して生まれた神様だからです。
ってことは、この件って。
もしかして、神様がドップリと絡んでいる……?
普通の人は、「りこ」を「二二」なんて読み替える事は出来ません。
そういう意味では、私は、《全然普通の人じゃない》ですね。
日月神示ってのと関わって、酷い目にあった経験があります。
彼女の事を知った時期は、「すごい異常事態」のまっただ中にいました。その異常事態の要所要所には、上のような《文字と数字の置き換え》とか、意味不明の語呂合わせとか、理不尽なダジャレとかが、やたら飛び交ってました。
(よく、これだけネタが続くなぁ、と絶望を通り越して感心してしまうレベルです)
それで、「数字」を「文字として読む」の事を覚えてしまったわけです。
ですが、そんなことを覚えたところで、役には立ちません。
それで私は、不思議な現象にボッコボコにされ、戦う気力も無くなるぐらい、徹底的に打ちのめされました。
この、日月神示と関わっていた頃、私の演じさせられていた役回りがもっぱら、「スサノオ」でした。
スサノオはスサノオでも、「あべこべのスサノオ」でしたけど。
日月神示の中では、「神子さま」みたいな言い方もされています。
それで、「人類を救え」とか要求されるわけですが……
いくら「神様」の名札をつけたからって、そんな事出来る訳無いんですね。でも、その出来る訳のないことを、要求されるんですね。
「俺、訳がワカンナイよ。いったい、どうすりゃいいのさ……そんなにやりたきゃ、自分でやってよ……」
と、途方に暮れるわけです。
で。
私は思ったワケです。
「スサノオ(冨士山)が背後にいて、理不尽にボッコボコに叩きのめされて、地獄に落とされて……」
この娘と、俺と、状況がそっくりだなぁ……
と。
でも、やっぱり、それだけなんですね。
なんとかしてあげられたらいいなぁ、とか思っても、何かしてあげられるような力はない。
というか、当時の私は、他にも色々と問題を抱えていたので、この事ばかりに構っていられず、この一件は再び心の隅っこに追いやられることになりました。
それから、この件の事なんて殆ど忘れて生きていたわけですが……。
2017年の半ば頃から、「奇妙なこと」は殆ど起こらなくなりました。
(起こってるんだけど、気にかけなくなった?)
2017年の終わり頃から少し気持ちが上向き始めて、2018年に入ってこのブログの古い記事を一旦、全部消して、同じタイトルのまま、またイチから書き直したわけです。
頭の中を、一旦整理してみる意味合いもあって。
で。
特に先の見通しも立たてず、勢いだけで、縄文文明〜とか、いやそれより遥かに古いピテカントロプスの時代〜。
とか、やってて。
「山口りこ」って娘の事は、すっかり忘れていたんだけど。
考えなしに始めた「そして、《美男》、《美女》という存在が生まれた」というテーマで、物の見事に再開しちゃったんですね。
最初は、「鳥類と同じ原理」で、人間の美形化が進行したって、ただそれだけで書き始めたんだけど。途中で、ふと、気がついちゃった。
「人間の美形化の進行の原因は、もうひとつあるぞ」と。
それが、⑤と⑥で書いた事。
この⑤と⑥に書いたことが、「山口りこ」って娘が嵌めこまれた罠、其の物だったんだなぁ……
って、見事に全部繋がっちゃったんです。
アイドルグループ「A」は、利益を上げるための商品です。
だけど、この「A」の中で、人気が出てきて、Aから切り離して一人で活動させても、相当な利益を上げることが期待できる娘が現れます。
仮に、この娘を「B子」と呼ぶことにしましょう。
アイドルグループAからB子を切り離し、ソロで活動させるとして。
同じアイドルというジャンルで仕事をされると、アイドルグループAにとっては、「商売敵」ということになってしまって、お互いに喰い合う関係になって、せっかく独立させた意味がありません。
利益を最大化するためには、B子には、アイドルグループAが手を付けていな分野でのみ活動して貰うことが理想です。
それが、「性産業」。
奴隷がおおっぴらに売買されていた時代と同じように、当人の考えや人生なんて完全に無視して、ただ経済的利益だけを追求すると、利益を最大化させる公式の解として、そいういゲスな答えが導き出される。
日本の芸能界って所は、そういう所になってしまったんだって事。
そして、「経済優先」を叫び続けた日本という国も、同じように、労働者の人生なんて無視をして、企業の利益を最大化させる方向に突き進んでいる。
それが、現代社会を蝕んでいる「病」の正体なんだってこと。
そして、その病の名前が、「資本主義」。
資本主義の下では、去年より今年、今年よりも来年と、業績を拡大し続ける事が求められる。それが出来なければ、経営者として無能の烙印を押される。
でも、いつまでも業績が伸び続けるなんてことはない。
当たり前の方法で業績が伸びなくなったら、今度は、従業員の待遇を悪くしたり、顧客に質の悪い商品を押し付けたりと言った事がまかり通るようになる。
最初は素晴らしい世界のように見えていても、時間の経過とともに腐敗して、外道に成り下がってしまう、という性質が、資本主義にはあるんだね。
資本主義ってのは、「もっともっと、もっともっとと、強い刺激が欲しくなり、最後に廃人化してしまう、薬物中毒患者」にとても似ている。
きっと、彼女や、彼女に類する境遇の人は(女性に限らず、ブラック企業とかで働く普通のサラリーマンなんかも、そして、現代人だけでなく、大昔の人達も)、「どうして、自分はこんなひどい目に合わされなければならないのだろう?」って、何度も考えた筈なんだ。
そんな疑問に対する、答えが、ソレ。
「お金」を軸にして社会を運営すると、やがて人間にまで値段がつけられて、お金持ちたちによって、自分の意志と関係のないところで自分自身が売買されて、自分の運命まで決められてしまう。
そして、「山口りこ」って娘は、特に高い値段がつけられちゃったんだよ。
彼女の意志とは全く関係のないところで、最初から彼女を、「性産業」で働かせるというシナリオが作られていて、周りの人間は、そのシナリオに乗っかっちゃった。
だから、誰も助けてくれなかった。
一円でも多くの利益をあげたいから、彼女を助けるわけにはゆかなかった。
だけど、こんな答えだと、悲惨すぎて、わざわざ文字として残す意味なんてないから、これとは違う、もうひとつの答えも書いておく。
きっと神様が、こんな風に考えたんだよ。
「世の中の流れを正しい方向へ変えるためには、悲劇のヒロインが、お姫様が必要だ」
って。
彼女の事を調べてて、ファンの人がこんな事を言ったっていう言葉に出会った。
「俺の太陽は沈んだ」
その気持ちは、よくわかる。
本気で好きになった相手が、「絶対に自分では適わない」と思える様な相手のモノになるのなら納得するしかないけれど、明らかに不幸になる方向に引きずられて行ってて、その上で本人が手首切るとか、「誰か助けて」みたいな言葉を漏らしていた、みたいな話しになったら、なんか、「こんな腐った世界なんて、滅んでしまえ」みたいな気持ちになる。
彼女に何か落ち度があったのか?
んなはずなかろう。
仮に落ち度があったとしても、それを正しい方向に軌道修正してやるのが周囲の大人の勤めだ。
だけど、周囲の人々の反応は冷淡で、救いの手を差し伸べる人がただの一人も現れない。
「お金が必要だから、AV女優にならなければいけない」なんて、おかしいんだ。金銭の問題なら、助け船を出すのは、企業でも良いんだよ。
そうすれば、その企業のイメージはグッと上がっる。CMとかで起用するんなら、多少の怪我や病気をしていても、特に問題は生じないはず。
でも、業界がみんなグルだから、誰も助けない。
「俺の太陽は沈んだ」の言葉を書いた人は、自分の心のモヤモヤに納得のゆく答えなんか、見つけられないだろう。
それでも、何が正しいのか、納得できる答えに巡り会えるまで、考え続けることを辞められないだろう。
その答えを、学者が叫んでも、殆どの人の心にまでは届かないんだよね。
その答えを、私みたいなのが言っても、「負け犬の遠吠え」とか言って、笑われてそれでおしまいなんだよね。
でも、「自分が惚れた女の涙」ってのは、確実に心に届くよ。
それで、「アイドル」がとんでもなく不幸になるっていう物語を、神様が必要としたんじゃないのかな?
っていうか、自分が惚れた女を泣かせたモノを、ヘラヘラ笑いながら受け入れて、「お金大好き」「資本主義バンザーイ」みたいな事が言えちゃうような奴は、人間として終わりだ。
おわり。

最初に申し上げておきます。
本日、2月23日は冨士山の日でございます。
私が勝手にそういっているのではなく、静岡県が、冨士山の日条例というやつで定めらた、正式な記念日です。

そして、もうひとつ。
⑥の次を⑦とせず、あえて《番外編》とする理由は、今回は《サイエンス》では無いからです。おさらいの意味はありますが、「科学的な話」とは少し違います。
その上で、オカルト的要素も含まれています。
でも、やっぱり、⑥の続きです。
冒頭の画像の娘は、AKB48の中西里奈という方で、AKB48のメンバーの中で、唯一知っている娘です。(基本的に、芸能界に関心がありません。余程関心がある話題を見つけた時でない限り、テレビも観ません)
おそらく、有名人で私なんかがいちいち説明しなくても、皆さん知っているんでしょうけど……
彼女の事を知ったのは、2016年の割と早い時期だったのではないかと思います。
2チャンネル系の纏めサイトで、あちらこちらと飛ばされまくり、辿り着いたページに、上記の写真が張られていました。
同時に、「悲報」とかいう文字もあったかな?
そして、彼女は中西里奈ではなく、山口りこという名前で紹介されていました。
最初、
「へぇ。AKBって、そんなに可愛くないって言われてるけど、十分可愛いじゃないか。最近のファンは、よっぽど目が肥えちゃったのかな?」
とか思ったワケですが、すぐに、《そういう話しじゃない》ということに気がつきました。
直下に、今度はチワワを抱えている彼女の写真も張られていたのですが……

同一人物に見えません。
表情云々ではなく、顔が違っています。
そして、以前の方が、どう視ても、美人に見えるし、本人も幸せそうな顔をしている。
「どうしてこうなった?」
の世界。
記事を読んでみると、「体調不良を理由にAKB48を辞めた彼女は、その後、親の借金云々の返済もあって、AV女優として契約を結んだ。でも、精神的に苦しくて、手首を切ったりした。けど、契約期間中は働かなければならなくて、こんな風になった……」
ということです。
そして、顔の形が若干違っているのは、整形をしたから、とのこと。
万単位、ン十万単位のファンがついてたアイドルの娘が、イヤイヤながらにAV出演させられて手首切るとか、世の中どんだけ腐ってんだよ。
この世は魔界か、はたまた、地獄か?
神も仏もあったもんじゃねぇ。
という感じ。
明るい気持ちになれる要素が、何処にも見当たりません。
ドップリと凹みました。
なんとかしてあげられればとか思ったりもしますが、どうしてあげることも出来ないし、そもそも、既に終わってしまった話だし、嫌~な気持ちを抱え込んだまま、気持ちに蓋をして、この件から遠ざかることにしました。
それから、月日が少々流れて、2016年の12月の22日(だったはず)の早朝の事でした。
目が覚める直前に、頭の中で声がしました。
「やまぐちりこ」
声は、ただそれだけ告げました。
えーと。どっかで聴いたことある言葉?
なんだっけ?
と思いましたが、それが人の名前であることと、「嫌~な話し」だったことを、直ぐに思い出しました。そして、目が覚めて、私は怪訝に感じました。
どうして彼女の名前が出て来るのか、さっぱり判らないけれど、彼女の事で動きがあったのかもしれないと、とりあえず、調べるだけ調べてみます。
すると、「現在は結婚して子供が居る」という情報が新たに判明しました。
旦那さんというのは、彼女が契約を結んだAVのプロダクションと繋がりが深い某暴力団の幹部だそうで……
またしても、
この世は魔界か、はたまた、地獄か?
神も仏もあったもんじゃねぇ。
という感じ。
どっかの誰かさんが、俺を凹ませて喜んでんのか?
とか思ったりもしましたが、ふと、違う考えも頭の中によぎりました。
「りこ」という名前。
これって、数字に置き換えると「22」になっちゃうんですね。

「山」は「山」。
「口」は「ロ(カタカナ)」。そして「の」
つまり、彼女の名前は、「山の二二」。というか、「二二の山」。
っていうか、「冨士山」。
冨士山というと……スサノオ。
なんで、スサノオが冨士山なのかは、以前このブログ(スサノオは一万歳――その①〜その⑤)で説明した通り。
スサノオは、一万年前の富士山誕生の出来事に、縄文人たちが人格を投影して生まれた神様だからです。
ってことは、この件って。
もしかして、神様がドップリと絡んでいる……?
普通の人は、「りこ」を「二二」なんて読み替える事は出来ません。
そういう意味では、私は、《全然普通の人じゃない》ですね。
日月神示ってのと関わって、酷い目にあった経験があります。
彼女の事を知った時期は、「すごい異常事態」のまっただ中にいました。その異常事態の要所要所には、上のような《文字と数字の置き換え》とか、意味不明の語呂合わせとか、理不尽なダジャレとかが、やたら飛び交ってました。
(よく、これだけネタが続くなぁ、と絶望を通り越して感心してしまうレベルです)
それで、「数字」を「文字として読む」の事を覚えてしまったわけです。
ですが、そんなことを覚えたところで、役には立ちません。
それで私は、不思議な現象にボッコボコにされ、戦う気力も無くなるぐらい、徹底的に打ちのめされました。
この、日月神示と関わっていた頃、私の演じさせられていた役回りがもっぱら、「スサノオ」でした。
スサノオはスサノオでも、「あべこべのスサノオ」でしたけど。
日月神示の中では、「神子さま」みたいな言い方もされています。
それで、「人類を救え」とか要求されるわけですが……
いくら「神様」の名札をつけたからって、そんな事出来る訳無いんですね。でも、その出来る訳のないことを、要求されるんですね。
「俺、訳がワカンナイよ。いったい、どうすりゃいいのさ……そんなにやりたきゃ、自分でやってよ……」
と、途方に暮れるわけです。
で。
私は思ったワケです。
「スサノオ(冨士山)が背後にいて、理不尽にボッコボコに叩きのめされて、地獄に落とされて……」
この娘と、俺と、状況がそっくりだなぁ……
と。
でも、やっぱり、それだけなんですね。
なんとかしてあげられたらいいなぁ、とか思っても、何かしてあげられるような力はない。
というか、当時の私は、他にも色々と問題を抱えていたので、この事ばかりに構っていられず、この一件は再び心の隅っこに追いやられることになりました。
それから、この件の事なんて殆ど忘れて生きていたわけですが……。
2017年の半ば頃から、「奇妙なこと」は殆ど起こらなくなりました。
(起こってるんだけど、気にかけなくなった?)
2017年の終わり頃から少し気持ちが上向き始めて、2018年に入ってこのブログの古い記事を一旦、全部消して、同じタイトルのまま、またイチから書き直したわけです。
頭の中を、一旦整理してみる意味合いもあって。
で。
特に先の見通しも立たてず、勢いだけで、縄文文明〜とか、いやそれより遥かに古いピテカントロプスの時代〜。
とか、やってて。
「山口りこ」って娘の事は、すっかり忘れていたんだけど。
考えなしに始めた「そして、《美男》、《美女》という存在が生まれた」というテーマで、物の見事に再開しちゃったんですね。
最初は、「鳥類と同じ原理」で、人間の美形化が進行したって、ただそれだけで書き始めたんだけど。途中で、ふと、気がついちゃった。
「人間の美形化の進行の原因は、もうひとつあるぞ」と。
それが、⑤と⑥で書いた事。
この⑤と⑥に書いたことが、「山口りこ」って娘が嵌めこまれた罠、其の物だったんだなぁ……
って、見事に全部繋がっちゃったんです。
アイドルグループ「A」は、利益を上げるための商品です。
だけど、この「A」の中で、人気が出てきて、Aから切り離して一人で活動させても、相当な利益を上げることが期待できる娘が現れます。
仮に、この娘を「B子」と呼ぶことにしましょう。
アイドルグループAからB子を切り離し、ソロで活動させるとして。
同じアイドルというジャンルで仕事をされると、アイドルグループAにとっては、「商売敵」ということになってしまって、お互いに喰い合う関係になって、せっかく独立させた意味がありません。
利益を最大化するためには、B子には、アイドルグループAが手を付けていな分野でのみ活動して貰うことが理想です。
それが、「性産業」。
奴隷がおおっぴらに売買されていた時代と同じように、当人の考えや人生なんて完全に無視して、ただ経済的利益だけを追求すると、利益を最大化させる公式の解として、そいういゲスな答えが導き出される。
日本の芸能界って所は、そういう所になってしまったんだって事。
そして、「経済優先」を叫び続けた日本という国も、同じように、労働者の人生なんて無視をして、企業の利益を最大化させる方向に突き進んでいる。
それが、現代社会を蝕んでいる「病」の正体なんだってこと。
そして、その病の名前が、「資本主義」。
資本主義の下では、去年より今年、今年よりも来年と、業績を拡大し続ける事が求められる。それが出来なければ、経営者として無能の烙印を押される。
でも、いつまでも業績が伸び続けるなんてことはない。
当たり前の方法で業績が伸びなくなったら、今度は、従業員の待遇を悪くしたり、顧客に質の悪い商品を押し付けたりと言った事がまかり通るようになる。
最初は素晴らしい世界のように見えていても、時間の経過とともに腐敗して、外道に成り下がってしまう、という性質が、資本主義にはあるんだね。
資本主義ってのは、「もっともっと、もっともっとと、強い刺激が欲しくなり、最後に廃人化してしまう、薬物中毒患者」にとても似ている。
きっと、彼女や、彼女に類する境遇の人は(女性に限らず、ブラック企業とかで働く普通のサラリーマンなんかも、そして、現代人だけでなく、大昔の人達も)、「どうして、自分はこんなひどい目に合わされなければならないのだろう?」って、何度も考えた筈なんだ。
そんな疑問に対する、答えが、ソレ。
「お金」を軸にして社会を運営すると、やがて人間にまで値段がつけられて、お金持ちたちによって、自分の意志と関係のないところで自分自身が売買されて、自分の運命まで決められてしまう。
そして、「山口りこ」って娘は、特に高い値段がつけられちゃったんだよ。
彼女の意志とは全く関係のないところで、最初から彼女を、「性産業」で働かせるというシナリオが作られていて、周りの人間は、そのシナリオに乗っかっちゃった。
だから、誰も助けてくれなかった。
一円でも多くの利益をあげたいから、彼女を助けるわけにはゆかなかった。
だけど、こんな答えだと、悲惨すぎて、わざわざ文字として残す意味なんてないから、これとは違う、もうひとつの答えも書いておく。
きっと神様が、こんな風に考えたんだよ。
「世の中の流れを正しい方向へ変えるためには、悲劇のヒロインが、お姫様が必要だ」
って。
彼女の事を調べてて、ファンの人がこんな事を言ったっていう言葉に出会った。
「俺の太陽は沈んだ」
その気持ちは、よくわかる。
本気で好きになった相手が、「絶対に自分では適わない」と思える様な相手のモノになるのなら納得するしかないけれど、明らかに不幸になる方向に引きずられて行ってて、その上で本人が手首切るとか、「誰か助けて」みたいな言葉を漏らしていた、みたいな話しになったら、なんか、「こんな腐った世界なんて、滅んでしまえ」みたいな気持ちになる。
彼女に何か落ち度があったのか?
んなはずなかろう。
仮に落ち度があったとしても、それを正しい方向に軌道修正してやるのが周囲の大人の勤めだ。
だけど、周囲の人々の反応は冷淡で、救いの手を差し伸べる人がただの一人も現れない。
「お金が必要だから、AV女優にならなければいけない」なんて、おかしいんだ。金銭の問題なら、助け船を出すのは、企業でも良いんだよ。
そうすれば、その企業のイメージはグッと上がっる。CMとかで起用するんなら、多少の怪我や病気をしていても、特に問題は生じないはず。
でも、業界がみんなグルだから、誰も助けない。
「俺の太陽は沈んだ」の言葉を書いた人は、自分の心のモヤモヤに納得のゆく答えなんか、見つけられないだろう。
それでも、何が正しいのか、納得できる答えに巡り会えるまで、考え続けることを辞められないだろう。
その答えを、学者が叫んでも、殆どの人の心にまでは届かないんだよね。
その答えを、私みたいなのが言っても、「負け犬の遠吠え」とか言って、笑われてそれでおしまいなんだよね。
でも、「自分が惚れた女の涙」ってのは、確実に心に届くよ。
それで、「アイドル」がとんでもなく不幸になるっていう物語を、神様が必要としたんじゃないのかな?
っていうか、自分が惚れた女を泣かせたモノを、ヘラヘラ笑いながら受け入れて、「お金大好き」「資本主義バンザーイ」みたいな事が言えちゃうような奴は、人間として終わりだ。
おわり。
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