コノハナサクヤヒメはお笑いになられる――その④
コノハナサクヤヒメはお笑いになられる――その④
(この記事は《コノハナサクヤヒメはお笑いになられる――その③》の続きです)
どこを切っても富士山(スサノオ)が出てくる落語の様な展開は、まだまだ続きます。
ですが。
その前に、思い出して欲しいことがあります。
イザナギは、単独で子供を作っているのです。
ですから、コノハナサクヤヒメに同じ事が出来るのなら、お腹の子供が本当に、ニニギの子供では無いかもしれない、のです。
でも、同じような理屈で、身ごもったその翌日に、子供を産める可能性もあるのです。
真相は、誰にも判りません。
こういうところで白黒ついちゃったら、どちらが正しく、どちらが間違っているか、明らかになってしまいます。それだと、笑えなくなります。
こういう話しは、どちらが悪者か、どちらが正義か、判らないから、可笑しいのです。
コノハナサクヤヒメの出産は、無事に終わります。
しかも、産まれた赤ちゃんの数が、なんと、三人(柱)。
ニニギさん、結ばれたその翌日、いきなり三児の父になってしまいました。
この辺りなんかも、もう、明らかにおふざけです。
で。
三柱の子供を産むって話しは、どう考えても、イザナギが三貴子を産んだ事に対するパロディーですよね?
火の中で子供を産るだところは、火を産んで火傷で死んでしまうイザナミと対になっています。ご丁寧に、コノハナサクヤヒメが産んだ子供には、全て名前に「火」の一字が入っています。
ということは、やはり、これもパロディーです。
産まれてきた三柱の内、真ん中の子に全く出番がないのは、ツクヨミに、成長した後で、一番上と一番下とで兄弟喧嘩が始まってしまうのは、明らかにアマテラスとスサノオを意識しているのでしょう。
もう、何から何までパロディーづくし。
そして、末の子の名前は、成長して「山彦」に変わる。
末の子で「山」の「彦」……
ってことは、またしても、スサノオ。
この三兄弟は、三つ子なんだから、当然、上の子も真ん中の子も、同じ顔?
ってことは、この子達が成長すると、三柱ともスサノオ顔になるんです。
これで、コノハナサクヤヒメの周辺のスサノオ顔が、倍の六つになりました。
……もうこれ、完璧に漫画の世界でしょ?
その⑤へつづく
(この記事は《コノハナサクヤヒメはお笑いになられる――その③》の続きです)

どこを切っても富士山(スサノオ)が出てくる落語の様な展開は、まだまだ続きます。
ですが。
その前に、思い出して欲しいことがあります。
イザナギは、単独で子供を作っているのです。
ですから、コノハナサクヤヒメに同じ事が出来るのなら、お腹の子供が本当に、ニニギの子供では無いかもしれない、のです。
でも、同じような理屈で、身ごもったその翌日に、子供を産める可能性もあるのです。
真相は、誰にも判りません。
こういうところで白黒ついちゃったら、どちらが正しく、どちらが間違っているか、明らかになってしまいます。それだと、笑えなくなります。
こういう話しは、どちらが悪者か、どちらが正義か、判らないから、可笑しいのです。
コノハナサクヤヒメの出産は、無事に終わります。
しかも、産まれた赤ちゃんの数が、なんと、三人(柱)。
ニニギさん、結ばれたその翌日、いきなり三児の父になってしまいました。
この辺りなんかも、もう、明らかにおふざけです。
で。
三柱の子供を産むって話しは、どう考えても、イザナギが三貴子を産んだ事に対するパロディーですよね?
火の中で子供を産るだところは、火を産んで火傷で死んでしまうイザナミと対になっています。ご丁寧に、コノハナサクヤヒメが産んだ子供には、全て名前に「火」の一字が入っています。
ということは、やはり、これもパロディーです。
産まれてきた三柱の内、真ん中の子に全く出番がないのは、ツクヨミに、成長した後で、一番上と一番下とで兄弟喧嘩が始まってしまうのは、明らかにアマテラスとスサノオを意識しているのでしょう。
もう、何から何までパロディーづくし。
そして、末の子の名前は、成長して「山彦」に変わる。
末の子で「山」の「彦」……
ってことは、またしても、スサノオ。
この三兄弟は、三つ子なんだから、当然、上の子も真ん中の子も、同じ顔?
ってことは、この子達が成長すると、三柱ともスサノオ顔になるんです。
これで、コノハナサクヤヒメの周辺のスサノオ顔が、倍の六つになりました。

……もうこれ、完璧に漫画の世界でしょ?
その⑤へつづく
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