スサノオは一万歳――その①

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スサノオは一万歳――その①
※万歳、じゃなくて、一万歳。年齢のことです。
スサノオは一万歳(S)

 
 一万年前、日本列島上で、とてつもない一大事件が起こりました。
 冨士山の誕生です。
 現在の冨士山(新富士)は、かつてそこに存在した古冨士と小御岳と名付けられている、二つの山を呑み込む様にして誕生しました。

 吐き出される溶岩によって、一帯は呑み込まれ、そこにあったはずの命あるものと、命を育む全ての要素が失われました。
「地獄絵図」といって良いでしょう。
 この一帯に、高等生物は生存出来なくなりました。
 勿論、人間も同様です。
 この地に住んでいた多くの人々が、移住を余儀なくされました。
 火口から立ち上る噴煙は、太陽を覆い隠しました。
 舞い上がる火山灰は、関東平野等に降り積もりました。

 もちろん、縄文時代の出来事です。
 目撃者は、大勢いました。
 同時代に生きた人々の悲劇が神話の中でイザナミとイザナギの物語に昇華されたぐらいですから、当然、この事件も神話の何処かに、刻まれているはずです。
 どこでしょう?

 はい。
 スサノオの乱暴に耐えかねたアマテラス様が、岩戸に隠れる場面です。
 この時の事件こそ、かの有名な「天の岩戸閉じ」です。
 つまり、天の岩戸というのは、一万年前に誕生した新富士(冨士山)の事です。

 三貴子が、いずれもイザナギの顔から産まれたことを思い出して下さい。
 アマテラス、ツクヨミは、それぞれ、左目、右目から産まれました。
 アマテラスは、太陽です。
 ツクヨミは、月です。
 丸い眼は、まさに太陽と月に相応しい形をしています。

 スサノオは、鼻です。
 鼻の形は、太陽や月とは明らかに異なります。
 しかも、太陽や月よりも、低いところにあります。
 では、スサノオとは、いったい、何の化身なんでしょうか?

 太陽と月よりも下にあって、巨大な鼻の様な形をした、太陽や月に負けないぐらい存在感のある物体?
 そうです。
「山」です。
 つまり、スサノオは、山の神様。それも、日本最強の冨士山の神様。
 だったのです(※過去形)。

 富士山のパワーは、並じゃないのです。
 実力で、太陽を隠す事が出来るのです。
 地上を真っ暗闇に出来る凄者のです。
 実力派の岩戸なのです。
(《実力派の岩戸》ってのが、どういうものか、よく判りませんが)


 その②へつづく。

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Posted bysusa

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